こんにちは。スギムーです。(@sugimuratakashi)
ある企業は採用面接にゲームをやるらしいのですが、それはゲームをクリアしたかどうかではなく、その人がどう取り組むか?を評価にしているそうです。
ゲームが得意なら単独でクリアするかもしれないし、「とりあえずやってみよう」と我流で不用意にゲームに取り組む人もいる。
しかし、そういう人を採用しても仕方がない。
- 計画的に取り組む人
- ルールを確認する人
- チームを作る人
色々な人がいますが、その取り組み方によって、その人の習慣が見えてきます。
そうした、取り組み方の個性によって採用を決めるということみたいなんですね。
僕は子供が「なぜ勉強をするのか?」という問いに対して、勉強は「点数を取る事」が目的ではなく、「取り組み方を身につける事」が目的だと考えています。
前者では、とにかく塾に行かせたり、親が手伝ってでも、詰め込んで覚えさせれば、テストの結果という点数という成果は出るでしょう。
しかし、後者では取り組み方そのものを教えて見守ることになります。
物事を達成するための取り組み方法そのものを身に付けることができれば、大抵のことは才能にかかわらず、達成できるようになります。
ビジネスだろうと、ダイエットだろうと、物事を上達することであろうと、取り組み方は共通です。
こういった物事への取り組み方は、勉強の取り組みでも、部活の取り組みでも、あらゆることで学べることなわけで、勉強やスポーツや趣味や好きな事を通じて、「取り組み方」を学んできたかどうかが、社会に出てからの差になるのです。
子供時代に成果を出すためだけに勉強や部活をやっていたりすると、取り組み方が身についておらず、テーマを勉強から営業職に変えたり、起業に変わったりしただけで、応用が利かないということになるわけです。
取り組み方は一生の技術で、普遍的ですから、あらゆるものに共通します。
改めて自分の取り組みの姿勢を見直してみてください。これができていれば、条件さえ整えば、なんでも成功しますし、逆にうまく行っていないなら、取り組み方法そのものに問題があるわけです。
あなたが目標達成できないのは、取り組み方の問題なのです。
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■取り組み方の悪い例
まず最初に、よくある物事への取り組み方法の悪い例を紹介します。
(1)我流でやる
一番多いのが「我流」です。
最初のゲームによる人材採用の話で言えば、「とりあえず自己流でゲームに取り組む」という非常に不用意な人です。
ビジネスで言えば、自分の持論でやっている人。もちろん自己流で成功する人は万が一にいます。そういう人を天才と呼びますし、天才がメディアに出たりするので、自己流でなければ成功しないようなイメージを持たれているので、我流の人が多いのでしょう。
ただ、万が一のものは、再現性がないことは明白です。その人だからできたというやり方にすぎません。我々は天才ではないのです。
(2)表面を真似する
次に表面をなぞる人です。
表面に見えるものだけでは、原理がよくわかりません。
例えば、パソコンを外側から外観を見ただけで中の構造は分かりません。
ビジネスで言えば、成功している人や会社がSNSやブログをやっているからと、似たような発信をして、「誰それに会ってきた」とか、自撮りを載せるとか、成功しているふりをするとか、そういう投稿をしたり、成功事例を真似したり、なぜそれをやっているのか?という目的も理解せずに表面だけをなぞります。
(3)丸投げする
最後に丸投げをする人ですが、学生時代に、先生や、塾や、家庭教師や、親に自分の取り組み方を管理してもらったような人というのは多いでしょう。
その場合、依存体質が生まれ、主体性をなくすことで、会社に入ったら会社の方針や上司の方針に従うことで問題の丸投げをしがちです。
起業をすれば、「この先生じゃダメだ」と、メンター変えを繰り返していることでしょう。
あるいは、教科書を取っ替え引っ替えして、ノウハウコレクターになることでしょう。
先生やメンターやノウハウは重要ですが、それはあくまでやり方レベルであって、取り組む姿勢そのものが依存していれば自分の力にはなりません。
一時的に成果が出ていても、コンサルから離れたら成果が出なくなった、教科書を変えたらうまくいかなくなった、ということはよくあります。
■取り組み方の基本パターン
では、どのように取り組んでいけばいいのか?ということですが、物事を達成するには、以下の8段階にステップを分けて取り組んでいくのが基本です。
(1)動機を明確にする
まず最初に、「やる」と決断しなければいけませんし、やり遂げなければいけない理由を明確にしないと人は物事に本気にはなれません。
切羽詰まっている人は、やり方を知っていようが知っていまいが関係なく、まず最初に「やる」と決められるのです。その動機が重要です。
例えば、僕のところに起業をしたいという若者が来た時、僕は「君がやりたいことに対して業種の知識が不足しているから起業するならばまずは僕と同じマーケティングコンサルのやり方を教えてあげるから、それで起業したらどうか?」と伝えました。
しかし、彼はスタートアップ起業のようなことをしたかったため、一向に譲りませんでした。
半年くらいしても何もビジネスアイデアが固まらず、悶々としていた彼に、彼の知人から知人がやっているお店の経営がピンチだと、サポートしてほしいという連絡があり、彼はようやくコンサルの仕事を始めたのです。
それは、「それをやらないと知人が大変なことになる」という、「やらなければならない理由」ができたからでした。
「お金が欲しい」と言いながらも、一向にビジネスを本気でやらない人が多くいますが、それは「やり方がわからない」のではなく、「稼ぐ理由がないから」です。
例えば、1ヶ月後までに1000万円の現金を持っていなければ、自分の大切な人が病気で死んでしまう、という状態なら、何がなんでも1000万円を用意するはずです。
人はそうした「やらなければならない」という状況を『自覚』しない限り、本気で行動をし始めません。
なので、「稼ぎたい」なら、「稼がなければいけない理由」、「成績をあげたい」なら「成績をあげなければいけない理由」、「痩せたい」ならば「痩せないといけない理由」を明確に描き、「それをやらないと、どんなマズイ未来が待っているのか?」ということと、「それをやったら、どんなに良いことがあるのか?」ということを自分が把握することが大事ということです。
もちろん絵空事では意味がないし、本当に危機感を持てなければいけません。
自分にとって、「絶対にやらないといけない」と、自分自身が納得できる理由であれば、理由はなんでもいいのです。
(2)目標と期限を決める
そして動機が明確になったら、同時に目標と期限を決めます。
「いつまでに、〇〇をしないと、こういう理由でやばい」
という感じです。
目標は数値を明確にします。
例えば、「月収100万円欲しい」という人が多いですが、なぜその金額が必要なのか?というと、「〇〇が欲しいから」という、子供じみた理由しか言えなかったりします。
いいですかね?
なぜ今、月収30万円でも問題がないのに、それを月収100万円にしないといけないのでしょうか?今のままでも問題はないわけです。問題がないから、目標を立てても、期限を過ぎても、平気でいられるのです。
本当の目標というのは、絶対に達成しないといけないものであり、期限を過ぎたらアウトなのですよ。
ドッカーンですよ。
時限爆弾が爆発ですよ。
時限爆弾のない目標と期限なんてなんの意味もないんです。
言ってみれば、「黒ひげ危機一髪」の、「危機一髪」がない状態ですよ。
もはや、ただの「黒ひげ」ですよ。
ダンスですか?ヒゲダンスの方ですか?っていうの。
わからない人は、ちょび髭をつけてください。
黒ひげが飛び出さないのにナイフを刺していっても、なんのリスクもないんですよ。
「○月○日までに月収100万円にしないと、〇〇だから大変なことになる」
と、自分が追い込まれていることを自覚しない限り、「知人の店が経営のピンチになったり」「大切な人が病気になって1000万円必要になったり」しないと、行動すら起こせません。そんな不幸が起きてからじゃないと、切羽詰まっていることを自覚できないってことです。
すでに切羽詰まっていることを自覚するために、それをその期間で達成しないと、どんなひどいことが起きるかを書き出して紙を張り出しましょう。
紙に書いて張り出すだけではなく、確実に動機付けできる良い方法があります。
それは自分に罰を与えることです。
例えば、その期間で月収100万円を達成できなければ、100万円を失う、という仕組みを作ることです。
ちなみに僕が採用している方法です。
ただし、僕は達成できなかったことは一度もありません。
ダイエットも4ヶ月程度で10kg痩せましたし、ブログも昨年中に目標の10万PVも達成しましたし、14年前に結婚するときも、「月収100万を達成したら結婚、できなければ結婚しない」という条件を課して、結婚をしました。
なので、目標達成できなければ、誰かに100万(自分が失ったらやばい金額)を支払うというルールにすると良いと思います。
それをしない時点で、目標なんて最初から達成できると思っていないってことです。
あまちゃん、なのです。じぇじぇじぇ。