問題意識を持つには?ビジネスで常に問題意識を持って取り組む方法

こんにちは。スギムーです。(@sugimuratakashi

「好きなことが見つからない」
「やりたいことがない」
「けど起業したい」

という人が多いですが、数学の公式を知っていても、課題がなければ回答を求めることができないのと同じように、ビジネスのスタートは課題を見つけることにあります。

では、どうやって自分が解決すべき課題を見つけるか?です。
それは問題意識を持つということ。

■ビジネスは問題意識から始まる

ビジネスのモチベーションは人様々です。

有名になりたい、お金が欲しい、自由に生活したいと言った、パーソナルな欲求がモチベーションの段階の人もいれば、他人への貢献がモチベーションの人もいます。

しかし、パーソナルな欲求は実現してしまえば終わりです。

・いくら稼ぎたい
・これだけ時間が欲しい
・買いたいものがある
・有名になりたい

こう言った目標は、やっていけば実現しますから、それで目標は終わります。
その生活が手に入ったらモチベーションは消えてなくなります。

稼ぎたいと言うだけでは、そのモチベーションは長くは続かないのです。結局は、一次的に稼ぐだけではなく、稼ぎ続けなくてはいけないのですから、終わりのあるモチベーションを設定している時点で、頑張れなくて結果が出ないのです。

では、どういったモチベーションなら情熱を燃やし続けることができるか?

それは「怒り」です。
問題意識です。

起業家というのは、現状に対して「なぜこうなっていないのか!?」という怒りがあることで、その問題を解決するために商品やサービスを生み出したり、スタートが切れるのです。

■問題意識を持つ方法

「怒り」というのは「問題意識」から出てくるものです。

自分が、社会や生活者に対して、どんな問題意識を持っているのか?を知ることで、自分が情熱を燃やすことができる問題を発見することができます。

これを自然に行うためには以下のようなステップを踏むといいでしょう。

(1)自分が好きな人・ニュースメディアをSNSでフォローする
(2)気になった情報を自分の主張とともにシェアする
(3)上記を繰り返す
(4)自分のタイムラインを振り返り自分の問題意識の傾向を知る

このようなことを習慣づけるだけで、自分の問題意識が分かります。もちろん、日々、メモを取ったり、書籍を読んだり、という習慣がある場合は、それを振り返るだけで自分の問題意識は見えるかもしれませんが、最も簡単なのはTwitterやFacebookなどで、情報を残しておくことです。

こうしたシェアをする習慣を、僕も2010年くらいからやっていますが、その際に自分が気になっている方向性を理解して、参加するプロジェクトを決めています。

例えば、僕がシェアした情報の傾向は

  • 「毒親問題・思い込み」
  • 「子供の起業」
  • 「女性の起業」
  • 「音楽ビジネスの新しい波」
  • 「ビジネスの思い込み」

といった情報が多いので、自分の興味はそうしたものにあることがわかりました。

そしてその情報をなぜシェアしたのかが、「怒り」の源泉なのです。

■問題意識からビジョンを発見する

その情報が気になったということは、「本当はこうだったらいいのに」という思いがあるわけです。

例えば自分の興味が「子供の起業」の情報が多く、そのシェアしたコメントから、「子供のうちからビジネスを学んでおけば社会に出た時に仕組みがわかって自立できる人が増えるのに」という自分の憤りが見えるとします。

すると、僕は未来に対して「子供のうちからビジネスに触れる未来になったらいい」と考えているわけですね。

それがビジョンです。

そのためなら頑張れるし、ワクワクするというもの、それがビジョン。

大きなビジョンは、完成形に届くにはかなりの時間を要しますが、一人の顧客に自分の商品を販売すれば、ビジョンに一歩近づく感覚を得られるはずです。

なので、シェアした情報を自分で見て、

「こういう世界になったらいいのに!」

という怒りを一言で表現して見てください。

その言葉にグッとくるものがあれば、それがあなたの情熱です。

注意点としては、どこかで聞いたことのあるようなビジョンになってしまったり、「世界平和」のような漠然としたビジョンを持つ場合ですが、それはまだまだ情報のインプットアウトプットが少なすぎる段階です。もっともっと100も、200も、情報のシェアをして見てください。具体的になるはずです。

■問題意識を形にするのがビジネスアイデア

ここまでくれば、自分の情熱とビジョンは理解できるようになります。

ここからが本当の起業ネタを見つける作業になります。

起業ネタを見つけるには以下の4つの要素が必要です。

・自分の情熱
・自分の資源(お金・技術・人脈など)
・市場(解決策を買っている顧客群)
・競合が(できて)いないこと

社会に求められていることであり、自分が好きなこと、燃えることであり、実現可能であり、競合が自分のビジネスの領域にいないこと

これらが合致するアイデアが、先ほど出てきたビジョンを実現するためのビジネスということです。

■いい人ぶってる怒りのない人間に魅力はない

「怒り」というと、負の感情です。
ネガティブなイメージがありますし、そうした感情を隠したい人も多いでしょう。

しかし、守りたいものや、大事なもののために、怒れないなんて、本当は他人事で、どうでもいいと思っている、いい人でもなんでもない人間にすぎません。

怒っていいんです。

それは愛です。本当の愛。

なんで、こんな問題が放置されてるんだ!
なんで、こうなってないんだ?
どうして、こうなんだ!
なぜ、ここにこういうものがないの?
これじゃ不便だよ!

と、それに対して、文句を言ってるだけで終わるのではなく、問題意識から本当に解決策を見つけ、実行に移すのがビジネスです。

自分の問題意識がどこにあるのか?

まずは情報のシェアから始めていきましょう。