起業

創業メンバーの集め方|専門家を無料で雇う方法

こんにちは。スギムーです。(@sugimuratakashi

起業するには個人でできるビジネスでない限り
創業チームを作って行く必要があります。

しかし実は、基本的に僕のような専門家は無料で雇うことができます。

会計士もデザイナーもコンサルタントも
あらゆる頭脳や技術を持った人はお金で雇うことができますが、
ある条件を満たせると、無料で雇うことができてしまう、
という話です。

今日は、実際に、僕が実践している
専門家を無料で雇ってチームを作る方法をお話ししましょう。


■チームを作るには商材を持ち込んで成果報酬で契約する

結論から言うと、

「これを売りたいのですが
成果報酬で一緒にやってくれませんか?」

と言って、相手がそのビジョンや戦略に興味を持てば
OKしてくれる可能性は十分にあります。

成果報酬ということは、最初は無料で、
売れたら出た利益を折半したり、固定額を支払うという形です。

どっちが経費を持つか、時間をどれだけ使うかなどで
最初に契約書で取り決めをしておくことで実現できます。

実際にそうした形で何度かチームを作り起業しています。

■専門家が困っていること

実は起業する人や会社は
「モノやサービスが売れない」
ということで困っていますが、

専門家や販路を持っている人は
「売るものがない」
ということで困っています。

例えば僕の場合はマーケティングという分野ができますから
「モノやサービスを売る仕組み」は作れますが
商品の企画はできても、実際に一人で作り上げられる商品というのは
コンサルティングそのものや講座といった知識提供など、
かなり限られて来ます。

販路を持っている人や会社もそうです。
お客様はいるが、「売り物がない」ということに困っています。
あらゆるその分野の売り物を自社で作って、
販売までできるという会社はかなり限られているわけです。

ですから、売れる商品さえあれば
販路を持っている人は、「是非うちで売らせてください」
ノウハウを持っている専門家は、「一緒にやりましょう」

ということが成り立つわけですよ。

■自分で勉強していたら一生がすぐ終わる

チームを作るというのは非常に難しいことです。

利害関係の一致
ビジョンの共有
人間関係の構築
同じステージで物事を見る能力
役割分担

といった
人間というあらゆる不確定要素が付きまといます。

はっきりいって、一人でやれるなら
一人でやったほうが絶対に煩わしくありません。

ただ、ノウハウの獲得や技術の獲得、
といったものは、非常に時間がかかります。

例えば、起業してウェブサイトを一個作るだけで
何も知らない人がやれば、

・サーバを借りる
・ドメインを設定する
・システムをインストールして設定する
・文章を作る
・写真を撮影する
・コーディングする
・フォームを設置する
・メルマガの設定
・マーケティングの構築
・SEO対策

といった、あらゆることをゼロからマスターしなければ
何も機能しないどころか、形にもなりません。

例えば、
経営、経理、マーケティング、デザイン、法律、
こんな専門的なことを学んでいる時間なんて
ありませんよね。

だからその時間を節約するためにも
専門家を雇って、お金で解決するわけですが
そこには問題があるわけですよ。

■雇った人は、所詮、料金範囲の仕事しかしない

どんな優れた会社も、商品サービスも、人材も
所詮、お金で買ったものは、
お金の範囲内の仕事しかしない、
ということです。

10万円でチラシを作ってもらっても、
30万円でウェブを作ってもらっても
経理を依頼しても、

所詮、それはサービスにすぎません。

あなたのビジネスを本気で考えてくれる会社や人は
絶対にいません。

なぜなら料金以上の責任は負えないからです。
当たり前なんです。

本気でやる人がいたら、
チラシ1枚を作るのに、市場調査から初めて、
コンセプトの変更まで提案してくるはずです。
それに3ヶ月かかったとして、それでもビジネスですから成果は保証できません。
なのに3ヶ月分の料金を請求しないと本気の仕事はできません。

無理なんですよ。

だから本質的にはあなたのことを本気で考えてくれる人は
「あなたと同じ立場」に立っている人だけなんです。
つまり

■ビジネスパートナー以外に本気の人はいない

 

あなたが成果を出すことで、利益を得られる相手しか
本気になることはありません。

あなたが目的を達成する、その目的が一致している相手しか
本気になることはありません。

 

だから、難しくても
本気のビジネスを作るなら
仲間がいないと厳しくなるんですよ。

自分で勉強して全てをなんとかする
ということができる人なんていないですから。
プロが必要。

でもプロといえど、料金範囲しか仕事はしない。

だから、仲間にしないといけない。

とうことです。

■創業メンバーの条件

ここまでご理解いただければ、
「プロ」を「仲間にする」ということが必須だと分かると思います。

本当に儲かっている人というのは
専門家チームを仲間にしています。

その簡単な条件として最初にお伝えした
成果報酬という契約があるよ、というだけです。
その契約形態に固執する必要はありません。

仲間になれる条件というのは以下の3つです。

(1)相手と信頼関係ができている

まず(1)ですが、
いきなり出会ったばかりの相手に
「なんとかしてくれ」と言っても無理です。

例えば相手が何かのプロでサービスを売っているなら
それを買ってみて、腕に確信を持ったり、考えに共感できるという
ことができて、信頼関係ができてから
パートナーの申し出をしてみる。ということ。

(2)あなたが自分の責任の範囲に責任を持っている

次に(2)ですが、
あなたが商品やサービスについて詳しくなかったり
運営をする気がない、リーダーシップをとる気がない
という場合は、誰も相手にしてくれません。

あくまで仲間をつけるということは
ワンピースで言えばあなたは「ルフィ」の立場ですから
大いなる夢を語って、それそのものには一番詳しくなければいけません。
プロは、料理人のサンジや航海士のナミのような職人ですからね。

(3)あなたが成功することで相手にメリットがある

最後にメリットです。
社員とパートナーとの違いはここにあります。

メリットというのは、金銭的な成果報酬のようなメリット以外に
目的そのもの、ビジョンそのもの、
あるいは、仕事や作業そのものの面白さ、
と言った部分に出てきます。

専門家は実際は好き勝手に自分の技術を使って
クリエイティブな仕事をしたいと思っている人も多いです。
しかし、顧客の要望に合わせて仕方なく作業して納品する
という傾向もあります。

ですから相手の能力を自由にフルで活用できるような場を与えれば
喜んでやりたい人は出てきます。

■最低限、自分のことができていないとダメ

ここまでビジネスパートナーを作るという必要性を書きましたが

「丸投げ」

みたいな人は、どこまで行っても仲間は作れません。

例えば、自分の収入もまともに稼げていないとか
それをなんとかしてくれ、
みたいなものは誰も相手にしませんよね。

はっきり言って、売り上げ100万とか、収入3、40万くらいのものなら
書籍を買ってきて実践したり、
教材や自分に合ったコンサルにでも投資すればなんとかなります。

それさえやらないのに「無料でプロを雇えばなんとかなりますよ」
という話をしているわけではありません。

■そもそも成果報酬の方が高くつく

成果報酬なら無料でチームを形成することは可能な場合も多いですが
2点、大きなリスクがあります。

まず、専門家は雇う方が安いということです。
創業資金がないからという理由でチームを無償でビジョンだけで集めるのは避けるべきです。

成果報酬は成功した後の支払いは大きくなりますからね。
最初に恩があるぶん、余計に相手には敬意を払う必要がありますし。
必ず、その人と仕事をしたいという理由で、専門家などとパートナーシップを築くべきです。

もう一つは、経営面でパートナーに頼りすぎて
あなた自身が経営が全くできない状態では、相手に見限られた時、ましてや裏切られた時のリスクは半端なく大きいです。
マーケターが辞めたことで利益が半減したとか、そんなことにならないように自分自身の経営スキルを磨く努力はしていく必要はあります。

■月収100万円で終わる気がない人

ビジネスパートナーが必要なのは、
月収100万などで終わる気がない人です。

収入面でもっと上を目指す、というだけでなく
もっと社会的意義のあることをしたい、
というビジョンのある人です。

もしそういう人がいましたら、
僕に相談してください。

商材やサービス、アイデアを持ち込んでいただいて
信頼関係、人間性、メリットなどを考慮して
パートナーになることは全然あり得ますので。

信頼関係ができていない人は、
まず何かしら僕に依頼したりしてください。

では!

起業ステップについては、こちらの記事もどうぞ。

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