こんにちは。スギムーです。(@sugimuratakashi)
僕が何からビジネス思考を学んだかといえば、だいたい「漫画」です(笑)
物語っていうのは分かりやすいですからね。
今回はリラックスして休み中に観れる仕事に活かせるエンターテイメントを紹介します。当然、紹介する作品はすべてビジネスプロデューサーである僕が20年近くの間に観たものを厳選したもので、本気でノートにメモってるような作品だけです。
Contents
■仕事に役立つおすすめ戦略アニメ・映画・ドラマ22選
<戦略系>
(1)ノーゲームノーライフ
“全てがゲームで決まる”という異世界に召喚された天才ゲーマー兄妹が一癖も二癖もあるゲームに挑み、奇想天外な方法を駆使して攻略していく様をコメディタッチで描いたゲームファンタジー小説。
出典:wiki
「戦略とは何か?」このTVアニメ「ノーゲームノーライフ」はゲームの世界を舞台にしていますが、戦略の本質をついているシーンが多くあります。例えば以下のセリフです。
<ノーゲーム・ノーライフの名言>
「この世に運なんて存在しない。ルール、前提、心理状態。そんな無数のみえない変数がもたらす予測できない必然で、ゲームの勝敗は始める前には終ってるんだ。
偶然なんてない。
知ってれば1.92%の可能性が100%に変わる。要するに、知ってるやつが必然的に勝ちをもぎとっていくんだよ。」
(2)ワンナウツ
プロ野球チーム「埼京彩珠リカオンズ」の児島弘道は、一選手として数々の記録とタイトルを取りながらもチームは一度も優勝をしたことがないという不運の天才打者。優勝するために必要な何かを探すためシーズンオフに沖縄で自主トレーニングに励んでいた。そこで児島は賭野球「ワンナウト」で無敗を誇るピッチャー、天才勝負師渡久地東亜と出会う。
二度のワンナウト勝負の末、捨て身で勝利をもぎ取った児島は、渡久地にリカオンズ優勝への光明を見出しチームにスカウト、1999年のプロ野球の世界へと導く。そしてこの渡久地の入団が、万年Bクラスの弱小球団「埼京彩珠リカオンズ」の運命を大きく変えていくことになる。
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戦略というのは確実に勝つ見込みを最初に用意するということ。不敗のピッチャー「トクチ」からその戦略思考を学ぶことができる作品。
<ワンナウツの名言>
「一点取られるって事は一点不利になる事だと思ってないか?
将棋でも勝つ為に、自分の飛車を差し出す事がある。」
(3)ショーシャンクの空に
1994年に公開されたアメリカ映画。刑務所内の人間関係を通して、冤罪によって投獄された有能な銀行員が、腐敗した刑務所の中でも希望を捨てず生き抜いていくヒューマン・ドラマ。
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「ショーシャンクの空に」は個人的にベスト映画です。この映画からは意味のある生き方にすることを学べますが、戦略映画でもあると思っています。
主人公は、自分の人生を意味あるものにするために、できることは全てやります。そしてそれは長期的に、気が遠くなるような長期戦略を、毎日、コツコツと行動に移していきます。
本当の希望とは、未来を楽観視することではなく、確実な計画と、行動の果てに見るもの。真の希望を理解できる重要なテーマの映画です。
<ショーシャンクの空にの名言>
「頑張って生きるか、頑張って死ぬかだ…。」
(4)マネーボール
日本語版の副題は「奇跡のチームをつくった男」。 メジャーリーグの貧乏球団・オークランド・アスレチックスのビリー・ビーンGMが、セイバーメトリクスと呼ばれる独自の手法を用いて、プレーオフ常連の強豪チームを作り上げていく様子を描いた。
出典:wiki
野球というスポーツを戦略的に確実に勝利へ導くようにするには、どうすべきか?それは、強い選手を、低予算で確保することから始まる。と考えたことで、統計学をもとに、特定の局面で勝てる選手を確保するスカウトマンの話。これはノンフィクションがベースです。
業界の常識を覆し、数字だけで客観的に物事を見たこと。など、経営的に学ぶべきことの多い作品です。ビジネスは、総合点で勝つもの。派手で高額な施策よりも、低コストで地味な施策を局面ごとに使うべきです。
<マネーボールの名言>
「皆、間違っています。本当に買うべきなのは『選手』ではなく『勝利』です」「選手の評価には先入観や、目に見える欠陥、年齢、見かけなどが入っています。他チームでは評価が低い選手を集めることで、我々の予算内で『25人の優勝チーム』を作ることができます」
<経営・経済系>
(5)狼と香辛料
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商人と狼の少女の旅が描かれる作品です。最近リメイクして新しいアニメがやったので改めて紹介しておきます。中世の経済がイメージできるような作品でありんす。
<狼と香辛料の名言>
「明日パンを買う金が、人の血で汚れてるというのは気持ちがいいもんじゃない」
「物事には、たくさんの終わらせ方があるだろうが。明日につながるものを、選択したいじゃないか!」
(6)現実主義勇者の王国再建記
いわゆる異世界転生もので、主人公が現代の知識で中世のような異世界で赤字国家の財政状況を立て直して行きます。孫子の兵法や、古代中国の故事成語など古典の引用がかなりされています。題材がマキャベリの「君主論」だと思いますので、リーダーシップのあり方など、意外と深く考えさせられる異世界ファンタジーものです。ただ、ツッコミどころとして主人公が十代の学生とは思えない博識ぶりです。
(7)まおゆう魔王勇者
魔王と勇者が戦うのではなく、協力をして世界を発展させていくお話です。「正義」と「悪」という概念で物事を見る人は大勢いますが、どちらが正義で悪なのかというのは、片方の思い込みんすぎない。相手は相手の正義で戦っている。勇者というのは正義の味方のようですが、魔王を倒すという目的しか持っていない。しかし、魔王というのは自分の国を作り、維持していく政治、経済を動かしている存在。そんな魔王に説得されたら勇者も協力しないわけにはいかないのです。
(8)甘城ブリリアントパーク
「経営再建もの」のアニメって、ドンピシャのものはほとんどないと思うんですよね。僕もかなりのアニメを見てますけど、多分、「倒産しかけた会社をV時回復させるストーリー」みたいなものや、「起業して成功していくストーリー」というのは、アニメでは存在しないと思います。「お仕事アニメ」は結構あるんですけどね。
そんな中で一応、経営再建ということがテーマになっているアニメがこちらです。潰れかけた遊園地の経営を再建していくという話。ただ、コメディなのでそんなに勉強にはなりません(笑)言えることとしては、やっぱり人気がない遊園地っていうのは、つまらないってことです。言い換えれば、お客さんが来ないお店、会社は、やっぱり商品が良くないってこと。欲しいものじゃないってことです。だから、このアニメでもお客さんが来たくなるような遊園地作りをすることから手をつけて行きます。そこは正しいと思いますね。商品サービスが良くないというのは、集客とか以前の問題なのです。
(9)ウォール街
出世欲に燃える若き証券マンのバド(チャーリー・シーン)は、カリスマ的魅力をもつ富豪のゲッコー(マイケル・ダグラス)に取り入ることで、みるみるうちに実績をあげていく。しかし、ゲッコーの悪どく汚い稼ぎ方にやがて疑問を抱き始め、やがて反旗をひるがえす。
オリヴァー・ストーン監督が、世界経済の中心であるウォール街におけるマネー戦争の実態を赤裸々に描いた社会派エンタテインメント。非常に大衆的な作りになっているので、株に疎い人でも容易に楽しめる。(出典amazon)
「汚い稼ぎ方」を真似する必要はないが、情報の重要性など戦略的なアプローチは学ぶ部分が多い。「孫子の兵法」の話も出てくる。
<ウォール街の名言>
・人生の大事は数分で決まる
・「勝負は常に戦う前に決まっている」
・金はもうけたり失うものではない。手品のように手から手へ渡るだけだ。
・他人の売り買いではなく自分で創れ
(10)陽はまた昇る
完全な名作を出してしまいますが、2002年に公開されたビジネス映画です。西田敏行さんや渡辺謙さんが出演されている骨太のお仕事映画。ビデオ規格の開発競争というのが高度経済成長期の日本でありました。当初はソニーが開発した「ベータマックス」という規格が主流になりそうでしたが、そこに来て、経営不振に陥っていた日本ビクターが「VHS」を開発し。見事ビデオ戦争に勝利を収め、経営も回復したという実話をもとにした映画になります。まぁビジネスをしている人からしたら完全に常識なので、「ビデオテープ」が分からないという若い世代の方に是非見てもらえればと思います。
この話では、いろいろなことが学べますが、「商品企画」の真髄が見られると思います。商品とは、顧客の真の困りごとを解決する手段です。顧客はビデオテープで何をしたいのか?それには、どんなビデオテープが必要なのか?何分の録画が必要なのか?そこに着目したビクターが勝ったのです。名作です。
(11)再生巨流
ビジネス系のドラマや映画といえば、「下町ロケット」「空飛ぶタイヤ」「ルーズヴェルトゲーム」「7つの会議」「半沢直樹」「株価暴落」などの池井戸潤作品が非常に有名ですね。どれもとっても面白いです。
そんなビジネスドラマの中でも、「プラチナタウン」など数々のビジネス系作品を書かれている楡周平作品の「再生巨流」を今回はお勧めします。WOWOWで2011年に渡部篤郎さん主演でドラマ化されています。WOWOWはこういう本格的な大人が見るドラマをよくやってくれますので要チェックですね。
「再生巨流」では特にビジネスアイデアの展開について興味深く描かれていると思いますよ。是非。
<イノベーション>
(12)ログホライズン
舞台となるのは、MMORPGのルールが現実化している剣と魔法の世界。物語は(作中の現実世界で)人気MMORPG「エルダー・テイル」の有名プレイヤー城鐘恵が、自身のプレイヤーキャラクターである冒険者シロエの姿で、エルダー・テイルに登場する冒険者の街アキバにいることに気づくところから始まる。同じように、全世界数十万人、日本人だけでおよそ3万人のプレイヤーが冒険者となるが、ゲームで手に入れた強大な力は、法のない世界で混乱と無秩序をまねく。この世界がゲームの設定に酷似していても異世界であり、自分達がよそ者であることを理解したシロエは、秩序の回復や、大地人と呼ばれるこの世界の住民との共存、地球世界への帰還の方法を模索していく。
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ログホライズンは、バーチャルゲームの世界に入り込んでしまった数十万人の世界を、どのように秩序立て、元の世界に戻るか?という内容で、まさに、これこそ起業家!という思考、展開していくストーリーです。
主人公は、この世界の問題を発見し、みんなのニーズを理解します。それは、食事であったり、生活であったりします。そして、その問題の解決策を見つけます。さらに、その解決策を、どうやって資金や技術を調達し、大勢に広めていくか?という思考展開を見せ、さらにその事業をもとに、この世界の秩序を作って行くのです。
これはイノベーションとは何か?ということが学べる、面白い作品です。ぜひ、最初の10話程度までは見て見てください。
(13)ナポレオンの村
『ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?』を原案に、消滅寸前の限界集落を立て直すために改革を巻き起こす「スーパー公務員」の奮闘を描く。
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実際にあった地方再生の戦略を、ドラマ化した内容なので、ビジネスの面白いアイデアがどんどん出てきます。村の強みを活かして、社会のニーズを満たすために、どのようなアイデアに加工し、ビジネスにしたり、アピールしたりするか?というプロが見ても納得の展開です。
そして、なにより、麻生久美子が素敵です。
<ナポレオンの村の名言>
『逆境には必ずそれよりも大きな報酬の種が隠されている。優れた能力も機会をとらえられなければ役には立たない。そして、チャンスをもたらしてくれるのは冒険である』
(14)バクマン。
高い画力を持った真城最高と文才と発想に長けた秀才である高木秋人を主人公とし、二人の少年がコンビを組んで漫画家を目指していく道のり・その活動を描く。
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このバクマンでは、主人公たちがジャンプの連載漫画家を目指し、そして漫画のヒット作を生み出すために、試行錯誤する姿が描かれています。
自分たちの強みを磨き、他のライバル漫画と、読者のニーズに対して、どのような作品を生み出せば、連載を継続できる読者アンケートで上位を取れるのか?という、リアリティのある話です。
この話の良いところは、簡単にヒット作が作れないという点です。かなり失敗を続けます。しかし、その失敗を生かして、確実に修正して行く。そして最終的に「邪道の王道」という自分たちの戦略を見つけるのです。既存のヒット作のパクリからの改善。パターンの応用。大きいマーケットであるバトル漫画のなかで、邪道なアプローチ。(作者が同じ「デスノート」にたどり着くまで、という感じですが)
漫画家もマーケティング戦略があるというのが良くわかる作品です。
<バクマン。の名言>
自分の描きたいものが描かせてもらえない
これは自分に才能が無いと自ら認めている事だ
(15)モーターサイクルダイアリーズ
キューバの革命家として、南米ではもちろん世界中に信奉者を持つチェ・ゲバラ。本作はブエノスアイレスでの医学生時代の彼・エルネスト(本名)が、友人と1台のバイクで南米を縦断した日々をつづる。彼自身の日記を映画化した、みずみずしい青春ロードムービーだ。アルゼンチンからチリ、ペルーを経てベネズエラへの1万km、6か月の旅で、ふたりはバイクの故障、ほのかなロマンス、そしてハンセン氏病患者たちとの触れ合いを経験する。(出典:amazon)
高校生の時から個人的にチェ・ゲバラが好きで自叙伝を見たりしました。この物語は、多くの人にとっては退屈で意味がわからないかもしれませんが、個人的には名作です。彼がなぜ、革命家になったのか?なぜ人を救おうとしたのか?その背景を垣間見れる作品です。
起業段階の人にはよく「最初の起業は問題を発見するためのもの」と言うのだけど、つまり、旅に出ないと問題は見つけられない。問題が見つからないと真に取り組むことが分からない、と言うこと。起業して顧客と触れ合い、彼らに耳を傾けることで、真のビジネスアイデアは完成する。始めることで、人の問題が分かり、望んでいること、困っていることをようやく把握する。
チェ・ゲバラもこの度を通じて問題にめぐり合い、取り組むべきことを見つけたのでしょう。だから、まずやってみる、ということを伝えたいので、何から手をつけていいのかわからない人には、この作品をオススメしたい。
<マーケティング>
(16)リーガルハイ
訴訟で一度も負けたことがない敏腕弁護士・古美門研介(こみかど けんすけ)と真面目で正義感の強い新米弁護士・黛真知子(まゆずみ まちこ)の2人が繰り広げるコメディタッチの弁護士ドラマ。
主人公の思考パターンから多くの本質を見ることができる、一字一句、見逃せないセリフが満載です。コメディと思って見ても構いませんが、見る人がみれば圧倒的に学びの多い話です。
物事の本質は何か?裁判の本質はなんなのか?そして、そこへ導くためのスピーチの組み立て方に注目です。人を動かすための強い言葉。誰もが考えていなかった、逆説から結論を伝え、その理由を証拠とともに叩きつけ論破して行く。そして、誰もが納得せざるを得ない、本質的な結論へと誘う。
そしてその真実さえも、無意味なものだと言い切る潔さ。最高ですよ。
<リーガルハイの名言>
「君が正義とかぬかしてるのは、所詮、上から目線の同情に過ぎない。その都度、目の前の可哀想な人間を哀れんでいるだけだ。本当の正義なんて、神様でもない我々に分かるワケがない」
(17)学校のカイダン
生徒会長の役目を押しつけられた地味な女子高生が天才的スピーチライターの教えを受け言葉の力によって学校に革命を起こす学園ドラマで、タイトルの「カイダン」とは階段のことであり、 主人公のツバメがスピーチライターに導かれて「革命の階段を上る」ことを表している。
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もう一つ「スピーチ」ものを紹介します。学校の改革がテーマです。いかにして人の心を動かすのか?という視点で見るといいでしょう。
相手を受け入れ、相手の敵・問題を明らかにし、新たな価値観へと誘う。目を背けていた真実を目の当たりにし、人を新しい行動へと駆り立てる。これは、ビジネスの基本でもあります。プロモーションやブログ、チラシ作り、メッセージ作りのヒントが隠されています。
<学校のカイダンの名言>
「このまま我慢し続けるのか?もっと痛い目にあっても我慢し続けるのか? なんで怒らない?なんで叫ばない?なんで戦おうとしない? 風向きを変えたくないのか?風向きを変えたいなら戦うしかない。 戦って…全部ぶち壊せ。」
(18)ウルフ・オブ・ウォール・ストリート
22歳で美容師と結婚したジョーダン(レオナルド・ディカプリオ)は、株取引の資格を取るために入社した大手証券会社で半年間の研修を終えた初日に「ブラックマンデー」に襲われ、仕方なく株式仲買人としてのキャリアをスタートさせる。彼が扱えるのは1株6セント、手数料50%などのジャンク債だけだが、売り込みの電話をかけると皆から凄腕と驚かれるほどの頭角を現していく。
その後、26歳でストラットン・オークモント社を設立。投資詐欺とマネーロンダリングを中心とした経営で年収4900万ドルを荒稼ぎし、ウォール街で「ウルフ」と呼ばれるまでになる。連日のように開くパーティで出会ったナオミ(マーゴット・ロビー)と意気投合。ナオミと結婚するため最初の妻とは離婚し、彼女の名を冠した豪華クルーザーをプレゼントする。
その後、ストラットン・オークモント社は不正利益からFBIの捜査対象となり、彼の人生に大きな転機が訪れることとなる……。
実在のモデルがいる話です。話自体は、人にオススメできるような良い話ではないですし、エグい表現も多いので、そういうのが苦手な方にはオススメしません。あと、基本的に詐欺の話なので、この内容をすすめているわけではありません。
この話は人間の本質的な欲求を見ることができるでしょう。なんと言っても、以下のくだりはビジネスの本質を表しています。(このまま真似したら詐欺なので真似してはいけない。笑)
<ウルフオブウォールストリートの名言>
「オレにこのペンを売ってみろ」
さて、この答えはなんなのか?あなたはどうやって、普通のペンを相手に売りますか?
(19)キャッチミー・イフ・ユー・キャン
パンアメリカン航空のパイロットや医師、弁護士に偽装し(弁護士の資格は本当に取得した)、1960年代に世界各地で小切手偽造事件を起こし「天才詐欺師」と言われたフランク・W・アバグネイル・Jr(レオナルド・ディカプリオ)と、彼を追うFBI捜査官カール・ハンラティ(トム・ハンクス)の姿を、痛快かつ人間味豊かに描く。
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これも実在の話ですね。またもや詐欺の話です(笑)
天才詐欺師がパイロットや弁護士に扮して、その職業のメリットを生かしながら桁違いの詐欺を働いて行くのですが、なぜ人は信じてしまうのか?という原理を理解することで、マーケティングの学びになります。当然、悪用はしてはいけません。
この話からわかるのは、人は権威ある職業、制服の見た目と言ったものを信じるわけです。そして、その人物から語られる言葉を信じるわけです。
(20)食戟のソーマ
名門料理学校「遠月学園」を舞台に、下町の定食屋の息子である料理人の少年・幸平創真(ゆきひら そうま)の活躍と成長を描く料理・グルメ漫画
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最近の一押しアニメです(笑)料理対決漫画ですが、主人公が作り出す料理は、相手のニーズ、食べるオケージョン(場合)を考えられた、ドンピシャの料理を生み出すことに特徴があります。相手はものすごい食材を使ったりしますが、定食屋の息子の主人公は、ありきたりな食材を、絶妙な加工をしてニーズを満たすのです。
特に、学校での料理対決以外に、商店街を駅ナカの商業施設にできた唐揚専門店から集客を取り戻す「唐揚げ回」と、文化祭での模擬店の売り上げ対決は、ビジネスに直結するアイデアが飛び出します。コンサルタントに監修してもらってるんでしょうか。そんな完成度のアイデアが出てきます。
ちなみに、料理を食べた人が、エクスタシーに達してアレな感じで描写されるので、人前で見るのはやめたほうがいいと思います(笑)
<食戟のソーマの名言>
『積み上げてきた自信も自負も全部吹き飛ぶような失敗をしても。もう立ち上がれないような惨めな思いをしても。明日も絶対店を開けなきゃいけねぇ。それが料理人なんだよ』
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(21)本日は、お日柄もよく
原田マハのベストセラー小説を佐々部清監督が比嘉愛未主演で映像化したハートフルなドラマ。結婚式で聞いたスピーチに感動し、スピーチライターになろうと決意した女性の奮闘を描く。
「どうやったら人に伝わるのか?」ということのヒントがたくさんあります。伝わらない人は、当初の主人公と同じ過ちを犯している人がほとんどですね。
<マネジメント>
(22)ザ・エージェント
有能なスポーツ・エージェントのジェリー・マグワイアは、高価な年俸のみを追求する会社の方針に疑問を持ち、提案書を提出するがあっさりとクビになってしまう。彼に好意を抱き、彼の提案書にも共感をする同僚だったドロシーと共に会社を立ち上げ、仕事の成功のために努力していくが、その中で「本当に重要なものは何か」を知ることになっていく。
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マネジメントというのは、戦略(方向性)に対してハシゴをかけてうまく登っていく行為です。
スポーツマンのエージェントの仕事を描いたこの作品は、選手とエージェントが二人三脚で目標を達成していきます。さらに、最終的にマネジメントにおける最も大事なことに気づきます。
顧客を増やし続けるというビジネスは、顧客に本当に結果を出すことができるだろうか?
そんな、成果主義そのものへの疑問も解消できるでしょう。
(23)もしドラ
公立高校の弱小野球部でマネージャーを務める女子高生・川島みなみが、ピーター・F・ドラッカーの著した組織管理論手引書『マネジメント』を偶然書店で手に取ったことを契機に部の意識改革を進め、甲子園を目指すというストーリー
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ベストセラーの「もしドラ」のアニメ版です。映画版より分かりやすいです。
(24)ジャイアントキリング
大物喰い好きな弱小プロサッカークラブの監督を主人公に描く。タイトルの「ジャイアント・キリング」とは、「番狂わせ」「大物食い」を意味する言葉であり、スポーツ競技において、実力差がある格上の相手に対し、格下が勝利を挙げた場合に使う。
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サッカーの監督が主人公なので、どのようにチームを生かして、弱小チームが強いチームに勝つか?という、人材の育成にフォーカスされています。
<ジャイアントキリングの名言>
伸び方ってのは人それぞれあるもんだ。
でもチームってもんはひとつしかねぇ。
勝ちたがってんなら、その想いをケンカしてでもすり合わせりゃいい。
<マインドセット>
(25)カイジ
自堕落な日々を過ごしていた主人公“伊藤開司”が、友人の保証人となって多額の負債を抱えたことをきっかけに、様々なギャンブルに挑んでいく青年漫画。
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ギャンブル漫画の「カイジ」は、社会の原理が理解できます。アニメ版も映画版も良いと思います。詳しくは以前、記事を書いているのでそちらを。
<カイジの名言>
30になろうと40になろうと 奴らは言い続ける・・・
自分の人生の本番はまだ先なんだと・・・!
「本当のオレ」を使ってないから今はこの程度なのだと・・・
そう飽きず言い続け・・・結局は・・・老い・・・
死ぬっ・・・!
その間際いやでも気付くだろう・・・
今まで生きてきたすべてが 丸ごと「本物」だったことを…!
/利根川
(26)幸せのちから
事業の失敗によりホームレスになるまで落ちぶれたが、最終的には成功を掴んだ実在の男性、 クリス・ガードナーの半生を描いた作品である。
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子連れのセールスマンが、極貧状態から社会的に成功していくまでの道のりを描いた作品。この話では、どん底の時にすべきことが詰まっています。
<幸せのちからの名言>
(27)SHIROBAKO
制作進行・アニメーター・声優・3DCGクリエイター・脚本家志望としてそれぞれアニメーション業界に入って夢を追う5人の若い女性を中心に、作品の完成を目指して奮闘するアニメーション業界の日常を描く群像劇である。
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最後の作品は「シロバコ」です。アニメ業界に就職した制作進行の仕事をする女の子が主人公で、かなり仕事を詳細までリアルに描いている点が非常に面白いです。
この作品では、なぜ仕事をするのか?という、答えを、最終的に主人公が見つけて行きます。
<SHIROBAKOの名言>
「やりたいことなんてない。これから見つけられるかどうかもわからない。でも、みんながやりたいことがあるなら・・・それを、援護することは出来る。」
(28)夢をかなえるゾウ
主人公の前に、突然現れたゾウの“ガネーシャ。ガネーシャは「今から自分が出す簡単な課題さえこなしていけば、お前は確実に成功する」と言う。まったく神様らしくないガネーシャが命じる課題は「靴をみがく」とか「コンビニで募金する」とか地味なものばかり。過去の偉人の成功例から導き出される、誰にでも一日単位でできる超実践的な成功習慣を小説に織り込んだ、世界初の成功エンタテイメント!(出典:amazon)
書籍は150万部のベストセラービジネス書なので、読んでいない人は少ないと思いますが、まだスタート地点にも立っていない人にはこちらをオススメします。あと、そういう人をサポートしたい人にもオススメ。
まとめ
良質なエンターテイメントは気づきを与えてくれますが、気づくのは自分です。
気づくつもりがあるなら、学びを得るつもりがあるなら、どんなものからも学ぶことができます。
そして、学ぶだけでなく、自分の生活や仕事に生かしてこそ、意味があるものです。
迷った時、前に進みたい時に是非。