こんにちは。スギムーです。(@sugimuratakashi)
「綺麗なお姉さんは好きですか?」
当たり前です!けしからん!
さて、「成功事例を教えてください」
という方がいますが、それは「間違いの道」に進むことになります。
Contents
■成功事例を真似しているから失敗しているという事実
勉強の際に、答えを見れば簡単に回答できますよね。
解答例があれば、簡単に真似できますよね。
しかし、ビジネスにおいて成功事例というのは悪魔になり得るものです。
例えば、
「成功チラシ」の真似をしたコピーを書き、
レイアウトを模倣した場合ですが、
そのチラシは「反応率が高かった」から集客できたのか?
それとも、集客数ではなく売上ベースで成功したのか?
それとも、リピートで利益を上げているのか?
なぜそういう広告をやっているのか?
そうした「裏側」まで考慮して
真似すべきものを選んでいるでしょうか?
チェーン店のようなフランチャイズでも
全く同じことをやっているのに地域によっては失敗します。
美容室に行って
「ガッキーにしてください!」
と言ってるようなものです。
そうした「裏側」が見えずに、
表面だけをなぞっても、絶対にうまくいきませんよね。
はっきり言って、成功事例を真似するということは
ビジネスの思考停止に陥り、
失敗する必要のないことも失敗に導かれてしまいます。
■成功事例を取り入れると失敗する理由
同じ業種の成功事例を真似すれば
同じような結果が出るか?
というと、答えはノーです。
なぜなら、
お客さんが違います。
解決していることが違います。
収益モデルが違います。
場所が違います。
人が違います。
同じ業種といえど、全て違うのです。
なのにも関わらず、他者(他社)の真似をすることで
トンチンカンな施策を打ち、
自滅していくというのが、実際のところなのです。
コンサルに聞いて、成功パターンにハメ込まれて
おかしなことになるパターンと同じです。
症状が違うのに、同じ薬を処方されても
解決するわけがありません。
「いやー、ちょっとストレス溜まってて」
「じゃあ、壇蜜の写真集をあげよう」
「いやー、低血圧で。」
「じゃあ、壇蜜の写真集で。」
あ、意外といいな。そのコンサル。
全部、壇蜜で解決する。すごいな。壇蜜。
■本当の成功事例は自分で持っている
では、何を参考にしたらいいのか?
それは、実は、すでにビジネスをやっている方であれば
自分自身が持っている成功事例こそ
最大の結果を出す武器になるのです。
これによって、実際に売上を倍増、10倍ということも
起こり得ます。
それは、あなたの会社の優良顧客を調べることです。
たくさん買っている人、
お金を一番使っている、一番、価値を感じている
こういうお客さんとばっかり付き合いたい
というお客さんです。
その方達はあなたの成功事例です。
その人たちが、当初、何に悩んでいたのか?
なぜあなたを選んだのか?
それによって何を得たのか?
実際に購入してどうだったか?ズレはなかったか?
そうしたことを調べることで、
その情報を活用して、
商品企画、マーケティングなどを強化できる
ということです。
■正しい成功事例の使い方
それでも、他社の成功事例を活用したい!
という場合は、
以下の2つの方法があります。
(1)成功している同業者の「業態」を真似する
まず、真似して良いのは「業態」です。
これは、業態化ができておらずに
ビジネスモデルが成立していない場合、
起業当初に真似をすると、うまく活用できます。
業態というのは、例えば、
お料理教室だった場合、
成功している自分と同規模の教室を調査して、
・稼働日数
・提供時間、提供方法
・メニュー
・価格
・生徒数
と言った基本的なことを真似することを指しています。
集客ができているのに、無理ゲーになっている場合は
業態化できていないケースがあるので、
それをパクるのは、ありだと言えます。
(2)同じ問題を解決している他業界の成功事例を取り入れる
もう一つは、商品サービスの企画の際に
成功事例を取り入れるケースです。
これは、「売れない」という問題がある場合に、
売れる企画を用意するために行います。
自分と同じ問題を扱っている
他の業界の成功事例を見て、
どのように解決しているのか?
というアイデアを取り入れるパターンです。
例えば、
料理教室をやっている方の
お客さんの悩みが
「入会金が高い」
というものだったとします。
その場合、入会時のハードルを下げる解決策を提示している
他の業界のビジネスの成功事例を見つけてきます。
例えば、音楽教室で、「楽器を無料配布している」
という事例があれば、それを取り入れてみる。
と言った考え方です。
この例えなら、「道具は一式無料ですよ」
というのが購入時のネックを解除することになります。
■正しい成功事例の活用を
何れにしても、成功事例の活用というのは
まるっきり状況が同じでない限り
難しいということです。
それよりも、
まず自分の顧客を見ること。
何が悩みなのか?
なぜ選ばれているのか?
何が購入ネックになっているのか?
そうした現実的な情報をもとにすれば
特殊な成功事例を取り入れる必要もなく
特に画期的な要素もなく、
ごくごく普通に、普通の人が結果を手にすることができます。
ガッキーにならなくても、
向井理にならなくても
あなたの魅力を感じている人を調べることで
自社らしい結果を手にすることができるのです。