2つの起業タイプ適正を知らないとヤバい

こんにちは。スギムーです。(@sugimuratakashi
ロマンティックが止まりません。

ビジネスを始めるにあたって
2種類のスキルが必要になります。

どっちのスキルや知識が高いか?
によって、起業のタイプが分かれます。

さて、あなたはどちらのタイプでしょうか?

うまくいかない場合は、
向いていない方を選んでいるのかもしれません。

■起業は「売る側」と「作る側」しかない

ビジネスの本質は
「投資と回収の継続活動」です。

お金と時間を、利益を生むものに投資をし、
投資した金額以上を回収する
というのが本質です。

それに対して必要なのはたった2つ。

「商品・サービス」

「販売活動(マーケティング)」

これだけです。

これらを進行し、管理し、継続させるものが
組織やチームであり、
それらを仕組みにし、
運営するというマネジメントスキルです。

つまり、ビジネスの役割は

「商品サービスを作る側・提供する側」

なのか、

「販売し、利益を作る側」

なのか、
という2種類が主軸であり、
それらをマネジメントする役割
(管理・経理・進行など)
が、間接的にあるということです。

■起業が上手くいかないのは両方のスキルがないから

ビジネスは
「商品・サービスを作る側・提供する側」
のスキルと

「販売し、利益を生み出す側」
のスキルの

2つのスキルが必要になります。

結論を言ってしまえば、
起業が上手くいかないのは、
この両方のスキルを持っていないからです。

例えば、
蕎麦屋さんで長年修行をして
店長業までこなしていた人が
独立したとします。

その人が持っているスキルは

「蕎麦を作り、提供するスキル」

です。

お店に集客をし、利益が出るように販売し、
それを継続させるというスキルを持っていません。

だから、腕はいいのに、お店が儲からない
という職人の起業家がいたりするのです。

その人に不足しているのは、
「販売し、利益を出すスキル」

つまり、経営やマーケティングの知識とスキルなのですね。

■商品作りができない場合

逆に、営業などの仕事をしていた人は
ものを販売することに長けていても
商品を用意することができません。

売れる商品を見つけてきたりする
目利きもなければ、
開発するという知識や技術もありません。

こうなると、他人の商品を仕入れて
販売するというビジネスしかできませんよね。

そこに気づかず、
自分でなんとか商品サービスを企画し、
売れない商品を頑張って販売する
というやり方に固執すると
なかなか結果が出ません。

もちろん、商品を作る側よりも
売る側のスキルの保有者の方が、
ビジネスを始めるのに圧倒的に有利なことは
言うまでもありません。
売上を作れなければビジネスは継続できませんからね。

つまり、ビジネスには商品と販売の
2つのスキルが必要なのにもかかわらず
どちらもできる、
という人は滅多にいないのです。

■起業タイプの適性診断

さて、あなたはどちらのスキルを持っているでしょうか?
以下をチェックしてみてください。

(1)商品・サービスを開発し、提供する側のスキル

・商品やサービスを提供するための学習・経験を1万時間以上した(5年くらい)
・商品サービスを作ったり提供するのに必要な資格を保有している
・その商品サービスについての書籍を書いたり、セミナーをするだけの知識量がある
(知識量の話なので、セミナーができる必要はない)
・商品サービスを企画し、作り出すことができる
・商品サービスを提供し、顧客の問題を解決したり、確実に役立ったりすることができる
・商品サービスを作れる人に指示を出して、実際に作り出すことができる

(2)販売し、利益を出す側のスキル

・営業、販売の経験を1万時間以上した(5年くらい)
・トップセールスマンとして社内で成績優秀者であった
・販路開拓の経験、あるいは販路のコネクションがある
・販路を自分で作ること(お店、EC、サイトなど)ができる
・集客をして販売することができる

どちらの方が多くチェックがついたでしょうか?

多くついたほうが、あなたの役割になります。

■不足したスキルをどう補うか?

タイプがわかったところで、
ビジネスは確実に両方のスキルが必要です。

となれば、どうやって不足したスキルを補うか?
が一番のポイントなのです。

売る側のスキルが不足して上手くいかないのであれば
経営の知識に対して投資したり
経営や販売に詳しい人間と
組んでやることくらいしかありません。

問題は、そのことに気がついているかどうかですね。
気づいていないと
何を学ばないといけないのかが分からないままなのです。

あるいは、商品を作る側のスキルが足りない場合は
商品サービスを作る側の人と組むか、
(他人の商品を扱える状態にする)
自分で商品サービス、価値を作るための
知識に投資をする、と言うことです。

 

両方のスキルを持っている方は
おめでとうございます(笑)
あとは市場選び、ポジション、ビジネスモデルなど
順番に作っていけば、いいでしょう。
ただ、器用貧乏にならないように要注意です。

■いつまで経っても中途半端な成果だった場合

「商品提供」と「経営」
この2つが絶対的に必要なわけですが、
それを理解できない人は
いつまで経っても中途半端なのです。

どちらかしか得意なことがないのなら、
どちらかに注力し、
不得意な部分は他の人と組んで、
利益を分配すると言う
サイズでビジネスをした方が良いでしょうし、

自分でやるなら、
その不得意なもののスキルと知識の習得に
投資しないといけません。

我流で全てを一人でやる
と言う選択は、
自ら失敗を招く
と言う選択をしているに過ぎません。

■起業できないのは両方不得意だった場合

「起業がうまくいかない」
「何をしたらいいか分からない」
「市場が見つからない」

と言う起業希望者の多くは
「商品提供側」も「売る側」も
両方ともスキルがない場合です。

商品サービスも作れない
開発できない
目利きもできない
知識がない

それに加えて、
売るノウハウもない
集客や経営も無知

それなのに
どうしたら起業できるか?
と言う
「起業ノウハウ」をいくら学ぼうと
断じて起業はできません(笑)

 

「商品側」か
「売る側」の
どちらかを選んで、
どちらかに詳しくなってから起業をしましょう。

それまでは副業などにとどめておくことです。