コンサルティングの案件を受けるかどうかを決める6つの基準と断るべき案件

こんにちは。スギムーです。

コンサルタントへ転身希望の社長さんや、起業希望者からの相談が増えています。

その相談内容で「どういう基準でクライアントや案件を選んでいるか?」というものが多いので、ブログに書いていこうと思います。

良い質問をもらえればブログやメルマガで回答しますので、普通に質問してきてください。

まず、前提としてコンサルティング業務の定義ですが、コンサルティング業というのはアドバイス業や、教育業ではなく、問題解決業務であるということが前提にありますので、その点を勘違いしないようにしてください。

何かしらをセミナーで教えて、うんちくを語っているのがコンサルだと思われてますが、僕は現にセミナーなどは一切したことがありませんし、現場や対面やメールなどで問題解決をしていくという業務をしています。

また、僕の分野はビジネスコンサルですが、コンサルティングというのはあらゆる分野で存在するので、ビジネス系とは限りません。会計、デザイン、法律、Web、システム、ダイエット、美容、スポーツ、色々です。

加えていうと、コンサルティングは魔法でもなんでもなく、解決可能な条件でしか解決はできません。よく、「このコンサルノウハウを手に入れればどんな案件もたちまち成功させて、コンサルタントとして年収3000万円は確実です」みたいなセミナーがあったりしますが、あり得ません。

自分が神様にでもなったつもりか?と、いう話です。そんなわけはないんです。

解決可能な条件が揃っていて、一生懸命なクライアントがいて、それでようやくこちらの知識や技術や経験を生かして、最適解を導き出し、実行していくから解決ができるわけです。

つまり、コンサルティングは問題解決業であり、解決可能な条件の選定ができなければ、どんな腕があっても、結果は出せませんし、コンサル側に良いビジネスモデルがあっても、結果を出せないなら詐欺でしかありません。

だからこそ、解決可能な条件としてのクライアント・案件選びというのは重要な要素になります。

それでは、そのコンサルティングを受けても良いものかどうかの基準をお話ししていきます。
これから僕に仕事の相談をされたい方も参考にしてください。

■コンサルティングの案件を受けるかどうかを決める6つの基準

(1)解決したい問題意識がクライアントに明確にあること

まず当たり前ですが、クライアントが問題を解決したいという意思があることです。

当たり前のように思えますが、実はこの時点でクリアしていない相談は多くあります。

例えば、「こんな案件なんですけど、あなたに頼めば成功させられますか?」といった曖昧な相談がそれに当たります。

その相手は、何に困っているのかが自分で分かっていません。

商品が売れなくて困っているのか?
商品が作れなくて困っているのか?
収益が伸びなくて困っているのか?
顧客数が増えなくて困っているのか?
忙しくて困っているのか?
あるいは、全体的に何が問題なのかわからなくて困っているのか?

といった問題意識に欠けているんですね。

問題意識がない人の問題は解決できませんので、そういう抽象的な相談の場合は、「何に困っているのですか?」と問題意識を絞り込むところから始めるようにしています。

それでも抽象的な場合はこの時点で受けるべきではないでしょう。

多分、その場合は、「解決してもらおう」と考えていて、自分で行動をしないと現実は何も変わらないと言うことすら分かっていない人です。コンサルティングは、あくまで指導の範囲しかできません。

例えば、自分がダイエットしたいと言う悩みを持っていて、コーチをつけたとして、コーチは適切な方法を指導し、管理し、結果を出すと言う問題解決を推進してはくれますが、あなたに変わって運動をしてはくれませんし、コーチが変わって運動したところで、あなたはダイエットはできません。そんな当たり前のことすら分かっていないと言うレベルなので、避けましょう。