こんにちは。スギムーです。(@sugimuratakashi)
今の高校生の夏は「熱い」です。
なぜなら「ビジネスプランコンテスト」があるから。
僕らの時代は、バンド甲子園かダンス甲子園くらいしかなかった気がしますが(笑)
子供のうちに勉強するというのは、社会生活を送れるようにするためですよね?
子育ての目的は「自立」ですから。
しかし、学校で勉強をいくらできても、社会に出た瞬間、会社に勤めたりするわけですが
今まで数学や英語を勉強していた学生が、
突然、「ビジネスの現場」に放り出されるわけですよね?
急に営業に出て、見込み客をクロージングしてこいとか、
商談をまとめるとか、企画を作るとか、商品開発や事業を立ち上げるとか、
ましてや起業して、自営業をやるとか、
そういうことを社会に出てやるわけじゃないですか?
無理じゃないですか?(笑)
学校のお勉強だけで、ビジネスの学習もしていないのに。
だから、社会人になった若者は挫折しますし、起業してもトンチンカンなことをやって絶望してしまうのです。
ですから、子供のうちからビジネスに触れることは良い機会なんですよね。
ただお勉強させても、社会に出た子供は絶望しています。
というわけで、今回は、
親御さん必見の子供向けのビジネスプランコンテストを紹介します。
Contents
■ビジネスプランコンテストとは?
日本におけるビジネスコンテストは、1996年に「学生のためのビジネスコンテストKING」(現:Business Contest KING)が初めて開催。2000年ごろから、その数は増加傾向にあり、2012年にはビジネスコンテストが一部でブームとなった。近年ではビジネスコンテストの種類は多様化しており、主に①企業が主催するもの②政府・自治体が主催するもの③学生が主催するものの3種類存在する。
出典:wiki
こんな感じで、企業や国が主宰するビジネスコンテストですが
実際に会社を作ったり、商品を作るということではなく
「アイデア」だけ、計画だけで、そのプランの有用性や社会貢献性や収益性など
いろんな面で競い合うというものです。
主に、地域の課題解決のアイデアが多いようですが
何れにしても、社会の課題解決のための商品サービスの企画を作って行く
という感じですね
高校生、学生が参加できるものも多くありますので
ご紹介していきますね。
■高校生が参加できる全国のビジネスプランコンテスト
現在開催中の高校生が参加できる全国のビジネスプランコンテストを集めてみました。
中には優勝すると賞金100万円というものもあります。
<全国>の高校生ビジネスプランコンテスト
・高校生ビジネスプラン・グランプリ
日本政策金融公庫
・キャリア甲子園
株式会社マイナビ
<関東>の高校生ビジネスプランコンテスト
・高校生ビジネスアイデア・コンテスト
桜美林大学
<関西>の高校生ビジネスプランコンテスト
・全国高等学校ビジネスアイディア甲子園
大阪商業大学
・KGビジネスプランコンテスト
関西学院大学
・ビジネスプラン・コンテスト
椙山女学園大学
・ビジネスアイデアコンテスト
龍谷大学
<九州・四国>のビジネスプランコンテスト
・高校生ビジネスプランコンテスト~未来開発アイデアコンテスト~
日本経済大学
・徳島県高校生ビジネスアイディアコンテスト
四国大学
そのほか、大人中心の全国のビジネスコンテストはこちらにまとまってます。
■高校生のビジネスプランコンテストの例
高校生だからと言って、
「子供の頃からケーキ屋さんになるのが夢でした。
美味しくて可愛いケーキ屋さんを始めます」
みたいなアイデアだと思ったら大間違いですよ(笑)
コンテストでプレゼンされるアイデアは、
自分が生活して行くために始める、
どこかで聞いたことのある商売のアイデアや、
「夢」という名の理想主義に洗脳されたアイデアでもありません。
ちゃんとみんな、「起業家」として、
社会や地域の課題解決をするアイデアをビジネスにしようとしています。
実際に、高校生のアイデアの例を見ていきましょう。
「創造力、無限大∞ 高校生ビジネスプラン・グランプリ」第4回グランプリ
会社名:<ビビック>(商品開発ブランド)
大阪府立三国丘高等学校
>>プレゼン動画を見る
【解説】
このブレスレットも洗剤もめちゃくちゃ売れそうですね(笑)
プレゼン動画を見てもらえば分かる通り、「虫よけ」の市場です。アクセサリーの市場でも、洗剤の市場でもありません。蚊に刺されて困っている人に対して、虫よけスプレーなどの既存のものでは化学物質を含むし、持続性に欠けるという「ボトルネック(不満)」をついたわけです。プレゼンも非常に上手くて、学生ならではの楽しさが伝わります。
通常、商品開発ブランドという業態は、市場性のあるアイデアがあった上で、資金、開発パートナー・流通パートナーを確保できれば、やれるビジネスですが、個人規模で始めるには、非常に難易度が高いです。製品をデパートなどに流通させ、店頭を支配し、雑誌や広告などで認知を取らなければなりませんからね。こうしたスタートアップを成功させるにはソーシャルの活用が欠かせないと思います。なのでプロモーションの成功確度が低いことが難点かな。
「創造力、無限大∞ 高校生ビジネスプラン・グランプリ」第3回グランプリ
<木救教室>(スクールリノベーション会社)
青稜高等学校
>>プレゼン動画を見る
【解説】
学校の校舎の化学物質で「シックスクール症候群」になってしまい、学校に通えない子供たちがいる。それを解決するために学校の教室をスギの木でリノベーションをするというアイデアです。
これは、建築や医療関係の専門家がこの原理で問題解決できるということなら、かなりグッドアイデアですね。大事業ですよ(笑)
これは、自分が問題に直面し、解決策を考えたという、一番シンプルな発想法ですね。ここまで考えないで辞めてしまう人がほとんどですが。
このビジネスはビジョンの正当性がよく伝わるので、資金的、技術的にも実行可能でしょう。クライアントが主に国になるのでしょうから、問題はその予算を引っ張ってこれるか、その事業が採用されるか、このアイデアをすでにリソースを持っている大手建設会社に流用されないかという、問題だと思いますね。1つ売れたら、ビッグビジネスになること間違いなし。
■子供のうちから起業やビジネスに触れることが大切
結局、社会に出て働くために学校で勉強をしている
ということが理解できていない親が多すぎます。
社会に出れば、
「コミュニケーション」
「プランニング」
「セールス」
「マーケティング」
こういうことをやるわけで、
「起業」なんて、自分に関係ないと思っているようですが
「起業した社長」に雇われているわけですし
自営業になれば、起業しているわけですから経営者ですし
ビジネスが関係がない人なんて、この世に存在しませんよ。
手に職をつけても、
その会社がやっているビジネスが理解できないと
結局、使えない人材だとか言われて絶望して過ごすことになるんです。
何か特技があってそれを売り物にしても、
売るという活動をできないと
結局は売れないし、下請けの作業者になってしまうんですよ。
価値を作れないと。
だからこそ、子供のうちからビジネスに触れることが大事。
と、その以前に、
こういうことを子供たちはしているんですからね。
僕ら、追い抜かれますよ?(笑)
ちゃんと勉強して実践しないと!
↓これなんて中学生が習ってくるわけですし。
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