こんにちは。スギムーです。(@sugimuratakashi)
実は女子大生です(意味のない嘘をつきました)
「起業したいが、どういうビジネスをすればいいのか分からない」
というビジネスアイデアの相談が多いので
その問題が発生している理由。
起業時の最大の問題を明かします。
Contents
■起業するのに新しいビジネスアイデアは不要という事実
ビジネスを立ち上げる時、
誰もが画期的なアイデアを求めます。
全く新しいこと
見たことも聞いたこともないこと
誰もやっていないこと
そういう画期的なことを考えますよね?
時流に乗った、新たなビジネスアイデアを探しますよね?
しかし、実際は新しいアイデアなんて必要ないのです。
むしろ、その「画期的なアイデア」や
「私だけのオリジナルのやり方」
こそ、起業失敗の原因なのです。
聞いたこともない、見たこともないものは
小さい会社が売っていても、誰も買いません。
いくらそれが素晴らしいものであっても、
知りもしないものを
認知してもらうだけで膨大なコストがかかります。
■新しいビジネスアイデアが不要な理由
ビジネスの立ち上げ時に重要なことは、
『徹底的に既存の成功モデルを模倣すること』です。
要するに、真似をすること。
パクることです。
なぜなら、成功要素を真似するから成功するのです。
野球をやるのに、オリジナルのフォームでボールを投げていたら
肩を壊しませんか?
ルールを無視して打ったらサードに走っていったら、
アウトになりませんか?
オリジナルの要素があればあるほど、失敗要因につながります。
考えても見てください。
素人が考えたオリジナルのアイデアが
いきなりヒットするでしょうか?
そもそも、ビジネスの成功パターンをよく知らないのに
オリジナルのアイデアが湧いてくるでしょうか?
失敗要因は、
「その業態の形にすらなっていない」
ということが問題なのです。
成功モデルから、
どんな提供形式なのか?
いくらの価格なのか?
どれだけの時間をかけているのか?
どこで利益を出しているのか?
どうやって集客しているのか?
何人に提供しているのか?
そういったことを徹底的に真似ることがスタートです。
■起業に足りないのはリサーチと実行
起業時に不足しているのはビジネスアイデアの発想力ではありません。
足りないのは、
成功モデルのリサーチ
その市場の顧客のリサーチ
何より、実行力が足りないだけ。
何も調べず、事業の計画もなく
オリジナルのメソッドを作れば売れるかも?
オリジナルの商品があれば売れるかも?
変わった特徴を加えれば売れるかも?
というアイデアに走りますが、
そのアイデア自体が、売れない要素を作っています。
そうした顧客にとって価値にもなっていない
オリジナル要素を加えることではなく、
その業態で成功している人、会社、お店の
収益モデルなどの
見えない戦略まで真似をすることが第一歩です。
簡単なのは、その成功モデルの顧客に自分がなることです。
そして、実際にやってみるのです。
■アイデアの表面を真似をしても上手くいかない
真似をしているのに上手くいかないという場合は
表面的に真似をしているケースがほとんどです。
写真やホームページ、仕入れる商品、
お店作りやチラシのデザインを真似しても
意味はありません。
どこでどういう動機で集客してくるのか?
最初にいくらのものを買ってもらっているのか?
どこで儲けているのか?
値付けやリピートモデルはどうか?
なぜそれが実現できるのか?
それは再現性があるか?
という部分を見ることです。
そこまで真似しているのに、
全く儲からないのであれば、
競合と、被りすぎていて、ポジションが作れていない
というケースがあります。
そうした課題にぶち当たるのは
競合が多く、集客ができていない場合に多いかもしれません。
集客コストが高すぎては上手くいかないでしょう。
そうした人気の市場の場合は、
最初からオリジナル要素を加えて、
「最初からナンバーワン」を取りに行く必要があります。
■ビジネスアイデアにオリジナル要素はたった1割でいい
オリジナルの要素は、
その市場で解決されていない問題の解決策であったり
既存商品の不満の解消であったり
そういった『未解決のものを解決する』という
たった1割の要素でいいのです。
その問題を解決できるということを
特定の顧客層に「約束」できればいいのですね。
その特定の問題を持つ顧客層からして
ナンバーワンの選択肢であればいいのです。
それが「差別化」と言われるものです。
競合に対して「違うこと」をやることが差別化ではありません。
顧客が既存店、既存商品サービスで
未解決になっている部分を
解決するという約束をすることが「差別化」です。
ピザの配達が遅かった時代に
冷めたピザを食べたくないという不満に対して
「30分で届かなければ無料」
という約束をしたピザ店が全世界チェーンになっているように、
それがオリジナル要素になり、
圧倒的な違いをもたらす要因になるのです。
■市場とは「商品カテゴリー」のことではない
「市場がある」とか「ない」とか言いますが
市場というのは単に対象者のことでもなく、
商品のカテゴリーのことでもありません。
言うなれば「問題カテゴリー」です。
さっきの例で言えば、
「冷めたピザを食べたくないという不満」
こそが「市場」です。
市場が商品カテゴリーだと考えていると
「競合」がどこなのか?を間違えて認識してしまいます。
■新しいビジネスアイデアは不要のまとめ
まず、成功モデルを探すこと。
次に成功モデルを真似すること。
そして、その市場においての差別化要素を加え、
特定層のナンバーワンの選択肢になること。
「この地域で、この問題カテゴリーを扱っている
〇〇教室は当店だけ。」
「この分野で、この問題を解消できる商品は当社だけ。」
という、説明がつくビジネスアイデアを作りましょう。
そのニーズを持つ顧客層から選ばれるようになっていきます。
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