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情報弱者がビジネスで搾取される13の例と対策

こんにちは。スギムーです。

「ビジネス情報弱者」というのは強者にとって搾取対象になってきます。

「成功するには成功者の真似をしろ」とはよく言われますし、それは当然のことでしょう。自分でゼロから全てを考えて実行していたら何年あっても時間がたりません。自分が欲しい結果を手にしていたり、その結果を作ったことのある人に習ったほうが早いですし、真似したほうがいいです。

しかし、その真似する相手を的確に見つけることは非常に難しいし、どんな情報を採用するかの判断は誰もが最初のうちはできません。

共感できるとか、規模が大きいとか、売り上げが多いとか、フォロワーが多いとか、いい暮らししてそうとか、有名人と絡んでるとか、実績がすごいとか、大きい企業だからとか、そういう人が言ってるから正しいと考えたり、似たようなことをしようとするのは、テレビで言ってるから間違いないと考えてるようなもの。

そんなものは捏造もできれば良いとこだけ切り取ればそう見せることはいくらでもできるわけで、年商すら利益額や顧客や社員の笑顔が伴っていなければ参考基準にすらならない。

「ビジネス情報弱者」というのは例えば下記の基準で物事を信用してしまう傾向があります。


■情報弱者がビジネスで騙される13の例

(1)SNSのフォロワーが多いとすごいのか?

FacebookやTwitterやInstagramのフォロワーが多い人は人気があって信用できると考える人がいます。しかし、そうとは限りません。そうしたSNSのフォロワーはサービスの性質を利用すれば誰でも増やすことができます。

Facebookなら友達申請、Twitterなら自分がフォローすることによるフォロー返し、と言ったアクションを起こせばフォロワーは増えます。その辺りは誰でも知っているでしょう。そしてそれらがパソコンのソフトを活用すれば自動的にフォロワーを増やすということも多く知られていると思います。

ただ、その人がフォローしている人数が少なく、フォローされている人数が多ければ、そうしたツールなどで自分からフォローしたわけではないから人気者のはずだ、と考えがちです。しかし、自分が相手をフォローをして、相手からフォローを返された後に、こちらがフォローした相手を削除すればいいのですから、それさえ演出可能です。

(2)成功者と写真に写っているとすごいのか?

「有名な人と一緒に写真に写ってる」「芸能人に取材されたことがある」などを理由に信用する人がいます。しかし、それだけで信用できるかはわかりません。

例えば、有名な起業家と一緒に写真を撮るには、その人のサービスを買ったり、イベントに行くなどをすれば誰でもツーショット写真は撮れますし、芸能人でさえお金を支払えば取材をしてもらえます。

ネットや衛星放送などの商品を紹介するようなテレビ番組がありますが、有料で商品紹介をしている仕組みなので、動画があったとしてもそれは実績や成功を証明しているとは限りません。雑誌なども当然、広告として料金を支払って掲載している場合もありますから、必ずしも信頼を証明できるものではありませんね。

(3)年商○億円はすごいのか?

「年商○億円」「売上○億円」などと経営者や会社が紹介されることがあります。それによって信用できる会社だと考える人がいますが、そうとは限りません。

「年商」とは売り上げのことですが、売上が多くあろうとも、経費がたくさんあって利益が全く残っていないというビジネスは非常に多いわけです。国税庁によると赤字企業は全体の7割。利益がなくとも存続しているだけという企業も多くあります。

そもそも売上高を上げればコストが上がります。逆にいえばお金があれば売上高をあげるのは容易になります。ですから、ビジネスが良い状態かどうかは売上高ではなく残ったお金、利益で見るものです。さらに、その利益も社長のライフスタイルや社員の生活や給与が犠牲になっていたりしては全く成功しているとは言い難い状態です。

例えば、年商10億円の企業であっても、利益がゼロで経営者の収入が2000万円と、個人事業主で一人で年商3000万円、営業利益率が70%というのは成功度で言えば同レベルなわけです。

指標の重要度は以下のような順番と言えます。

売上<利益<収入<ライフスタイル

売上よりも利益、利益よりも収入、収入よりもライフスタイルの方が重要と言えます。

(4)出版しているとすごいのか?

経営者で書籍を出版されている方は大勢いますが、すでに知られている大企業のビジネスの成功の秘訣や哲学を書いている場合は疑いようのないものですが、出版によって知名度を上げたり、ブランドイメージを作ったり、集客目的で出版されることも多々あります。その場合、その内容をそのまま信じたり、信頼できる相手だと決めつけるのは早いでしょう。

あくまで内容が役にたつかどうかで判断をすべきですし、内容自体をそのまま鵜呑みにするのではなく、自分にいかに活かせるかどうか?書かれているアイデアを試してみて結果が出るかどうか?で判断すべきです。

抽象的なアイデアや、実践が難解なアイデアが書かれていて、それがいかに素晴らしく見えても、実践できなければ自分にとって意味がありませんし、抽象的な内容で、それ以上は実際のセミナーにきてね、というものは集客目的に他ならず、出版までしなければその人の真似ができないということですから、真似できる相手とは言い難いわけです。

(5)テレビに出ている経営者はすごいのか?

テレビに出てくるような成功者と言えど、その数年後には会社が倒産していたということも多々あります。テレビに出ている、イコール成功者とは言い切れません。

例えば100億の売り上げがあるということは100億の在庫があるということです。100億円分の売り物があるから100億円になるわけで。その売り物は商品かもしれないし、人員のサービスかもしれないし、店舗によるものかもしれません。在庫というのは資産ですが、売れなくなればそれはそのままリスクになりますよね。大きな売上高は大きな経費を伴います。ですから、経営が悪化すれば大きな負債となる可能性があるわけです。

本当の成功者というのは、いかなる時流であっても、ゼロからビジネスを構築できる人を言います。今、成功しているビジネスかどうかという基準では物事を見誤ります。それはブームによるものかもしれないし、為替の状況によるものかもしれないし、何が要因か分からないからです。

(6)行列店はすごいのか?

行列店の真似をすべきだと考える人がいます。行列ができるようなお店であれば成功していると考えがちです。

しかし、考えればわかりますが、行列店ということはお客さんを待たせているわけです。ということは「オペレーションが悪いだけ」と言えます。提供数と席数がマッチしていないということ。また、席数を減らしてわざと行列を作るように設計しているお店もあります。並んでいることが宣伝になるからです。

そもそも例えばデパートで100人が並ぶお店があったとしても、デパートの商圏人口は50万人以上です。対してコンビニのような小売店は商圏人口は3000〜5000人程度。つまり100分の1の差があります。コンビニで1、2人が並んでいるのと、デパートで100人が並んでいるのは同じことです。

(7)ニュースになったビジネスはすごいのか?

ニュースになっているビジネスのトレンドなどを信用する人や、すごいと感じる人がいますが、これも疑問があります。ニュースということは「珍しい」ということです。非日常的な光景だからこそニュースになります。ということは「まだトレンドになっていない」ということ。トレンドというのは「主流」ということです。「主な流れがこっちにあるよ」ということ。主たる流れではない珍しいものを真似していればどうなるかは明白です。

孫子の兵法でもこのようなくだりがあります。

「善く戦う者は勝ち易きに勝つ者なり。故に善く戦う者は勝つや、智名なし、勇攻なし。」

つまり、「優れた名将とは勝ちやすいものと戦い勝つ。だから、名将が勝っても有名になったり賞賛されることがない」という意味です。

賞賛され、話題になるような勝ち方というのは優れているとは言えないと言っています。優れたリーダーは、当たり前のことをして、当たり前に勝っていくものであり、そのような勝ち方をしても、誰も珍しがらないし、賞賛もしません。無名な成功者ほど真似すべき名将であるということ。

奇跡的な勝ちにより賞賛されることが目的なのか、それともビジネスをしたいのかははっきりしないといけません。

(8)〇〇協会の資格は安心なのか?

「資格(技術)=ビジネス」ではありません。資格だけでは、価値もないし、誰が顧客か分からなければ集客方法も販売方法も不明です。あくまでビジネスモデルは自分で用意した上で不足するノウハウを獲得するのが資格取得する意味と言えます。

ビジネスモデルを含めた学習と資格を発行している協会もありますが、そのビジネスモデルで成功した人はいるのか?再現性はあるのか?逆に再現性が高すぎて飽和状態になっていないか?と言った問題があります。

最も注意すべきは協会が資格発行やビジネスモデルを販売することでのみ売上を立てている場合です。本来、そのビジネスで売上がたつのであれば、協会側も一般顧客を集めるビジネスをしているはずですし、ノウハウを売り切りで販売したりしません。「〇〇養成講座」や「FC(フランチャイズ)」にも言えることでしょう。

(9)大企業の商品だと売れるのか?

商品サービスを仕入れる場合も同じです。大企業の商品だから、有名なフランチャイズだから、と言った理由で商品サービスを仕入れたとしても、それは売れる保証にはなりません。

  • 「最新技術を使った商品だから売れます」
  • 「特許を取得した技術で作られています」
  • 「これだけ導入実績があります」
  • 「売上シミュレーションはこうなっています」

と言った営業トークで、契約を迫られ、「これを扱えば儲かるかも?」と言った発想で商材を決めるとアウトです。契約後に二度とそのスマイリー営業マンは現れませんし、リースや借金で買ったなら長期の負債が残るだけなので最悪です。

そもそも、顧客は誰で、何の問題を持っていて、その課題をその商品でどのように解決できるのか?それは実際に顧客が困っていることで、望んだ解決方法なのか?という調査もせず、また、自社の顧客のニーズや自社のできること、リソースも把握せずに、新商品サービス、新規事業を決めたところで、実際にどうやって顧客を集め、どう説明し、どう提供するのかは不明です。

導入実績や販売実績、有名企業の商品かどうかなどは一切、あなたの成功を保証しません。あなたの顧客の状況、あなたの持っている資源と、実際に成功した企業とは条件が異なるのですから当然です。

(10)ビジネスセミナー・起業塾・情報商材で成功できるのか?

有名な人のセミナーや情報によってうまく行くのではないか?という人がいます。しかし、高額セミナーに行っても結果が出なかったという相談はなくなりません。

例えば、信用するかどうかを「受講者の声」で判断したとしても、その声が最初から成功している人であったり、使い回しの声であったり、成功要素を最初から持っている人であったりするケースも少なくありません。本当に自分と同じ条件の人でも、その情報によって結果が出たのかということです。

さらに、それが再現性が高いノウハウであればあるほどライバルも多く飽和状態のノウハウである可能性も高いわけで、一時的な手法を追いかけても結果が出やすいかは微妙です。

自分のビジネスにとって必要な情報を集めるためにセミナーや情報を買うことは必要ですが、その情報があるからと言って物事が進むわけではありません。物事を進めるのは行動によってです。再現性の高いノウハウであっても、結局は自分がやるかどうか、やれるかどうかにかかっています。

やる人であれば、然るべき人の書籍やブログの無料情報であっても結果を出すことはできるわけで、数十万円も支払って学んだからと言って、結果が保証されるわけではないということです。しかし、それは情報の問題ではなく、自分自身の問題ということになります。

(11)SEO業者で上位表示できるのか?

SEO対策の高額な契約を有名企業が販売しているからと言ってそれが保証されているわけではありません。

そもそも、Googleでの上位表示はGoogleという会社が決めていることであって、誰にも攻略法はわからないはずです。あくまで、実践した結果、こういうやり方でうまく行きましたよというだけです。

その内容も、すぐに陳腐化するだけでなく、Googleの理念を考えればわかるように、利用者が探している情報を提供するのが検索エンジンの仕事なわけで、それは良い情報が掲載されているサイトを検索結果に出すことですから、良い情報、有益なコンテンツがあるサイトにしなければいけない。それには、あなたの商品サービス、あなたの顧客の困りごとに最も詳しいあなた自身が良いサイトを制作、監修しなければそう言ったサイトは作れません。

SEO業者やホームページ業者にお金を払って丸投げしたところで、彼らはあなたの商品サービス、あなたの顧客の悩みに詳しいわけがないのです。丸投げでは無理ということです。

にも関わらず、数百万円のリースを組んでしまうというのはリテラシーの欠如ということです。あくまで自社が行う行動に対して不足している知識や技術を補ってくれるパートナーとの協力関係を作らないといけませんよ。

(12)コンサルタントはすごいのか?

すごいコンサルに相談すれば何でも解決すると思われていますが、コンサルタントは何でも成功させられるわけではありません。成功できる案件を受けているから成功させられるわけであって、何もしていない人を成功させることはできませんし、成功要素を持っていない場合は成功させられません。

例えば1万円しか資金を持っていない人と、1000万円の資金がある人では成功度の度合いが違いますし、すでに顧客がいる人と、全くいない人では結果が出るスピードも違います。同じような結果を出せるわけではありません。

相手が実績的にすごいコンサルであればあるほど、あなたとの状況がかけ離れている可能性が高いわけです。魔法のような解決策なんてありません。

(13)ファンが多い人を真似すべきか?

「ファンが多い人がすごい」「自分もファンをいっぱい増やしたい」という人はたくさんいます。しかし、ファンを増やそうという行為は破滅的なビジネスになる場合があります。

本来、「ファン客」と言った定義で言われるものは、「ロイヤルカスタマー」と言ったヘビーなリピートユーザーであり、紹介客を生んでくれる人などを指していました。そうした優良顧客を集客し、関係を長期にわたって作っていくのは大事なことです。

しかし、昨今の「ファン」の定義は、提供者の発言に「共感する」「ライフスタイルに憧れる」「容姿が好き」と言った、タレントビジネスとしてのファンとして使われることが多くなってきました。要するに「好き嫌い」です。

そうしたファンを作ったとしても、果たして長期的なビジネスになっていくかといえばなりません。あくまで本来、顧客は問題を解決するためにお金を払うからです。対して、ファンが価値を感じる部分は解決ではなく娯楽です。「共感する発信」という娯楽の提供、「ライフスタイルの写真」などの娯楽の提供、エンターテイメントです。

一部の有名ブロガー、タレント、インフルエンサーなど、娯楽による価値しか持っていない人を参考にしたところで、無名な人には真似できるものではないのです。誰でもできるビジネスは、顧客の問題を解決する商品サービスの価値を売っているビジネスだけです。自分を売っているビジネスは、よほどユニークな発言ができる人、憧れられるライフスタイルを持っている人、容姿が優れている人など、非常に条件が狭いわけで、それも永遠に話題作りをしていく必要があり、長く続くスタイルとは言い難いでしょう。

■情報弱者の特徴とは?

こう言った点から、ビジネス情報弱者には以下の特徴があるといえます。

(1)権威に弱い
成功してるもの、人、有名なもの、権威性が高いものはとにかくすごいと思っている。
(2)承認欲求が強い
認めてもらいたい。褒めて欲しい。すごいと思われたい。有名になりたい。モテたい。
(3)手軽さを重視する
すぐに結果が出ないものは避けようとする。楽したい。目先の結果を重視する。
(4)調べない
よく分かっていないのに、すぐに「はい」「うん」など返事をする。わからない言葉や話が会話に出てきても聞いたり調べたりしない。

簡単にいえば、「手っ取り早く成功したい」と言った考えでいると、簡単に騙されたり、搾取対象にされるということです。

■情報弱者がビジネスで騙されないための対策

これらの情報だけでも騙されて被害にあうことは少なくなったと思いますが、いくら知識を身につけても根本的な部分が変わらないと別のアプローチでは騙されてしまいます。

論理的思考を身につけることが最も良いことですが、当然、時間がかかりますし、半端に論理的思考があったとしても逆に都合の良い方向にロジカルに思考を掘り下げて、騙されてる情報を信用するための証拠集めをしだす「確証バイアス」に陥りがちです。

誰もが新しい世界に入れば情報に疎い状態からのスタートですが、そこから差がつくのは情報を調べて自分で考え、判断するというステップを踏むのか?それとも、誰かが言っていることをそのまま調べもせず、考えもせず、鵜呑みにするかの違いです。

例えば今、「確証バイアス」について検索した人は、騙されにくい資質は高いといえます。
まず、調べて事実を知るようにすることから始めましょう。

すごいものに憧れるのは、見栄の問題。

価値を作り、自信を持って目の前の人を感動させ続ける仕事に誇りを持ちましょう。

見栄を張るより胸を張れ。

 

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