こんにちは。スギムーです。(@sugimuratakashi)
「ポジティブに考えましょう」というのが
世の中の風潮です。
が、ポジティブに考えて物事がうまくいく
という確実な根拠はありません。
しかし「本当のポジティブシンキング」なら、成功確率がグンと上がります。
今日は世の中に出回っている
思考がお花畑の「キラキラポジティブシンキング」を卒業し
本当のポジティブシンキングを理解して行くためのお話です。
このマインドセットは生きる上で重要ですよ。
Contents
■ポジティブシンキングの弊害
一般的に言われている
「ポジティブに考えようぜ」という風潮は
こういうことです。
(1)悪いことが起きた
(2)気にせず、前向きに考える
では、なぜ
「前向きに考える」必要があるのでしょうか?
それはつまり「悪いことを見たくないから」です。
・無かったことにしたいから
・忘れてしまいたいから
・見たくないから
・負の感情に囚われて嫌な気分でいたくないから
・ネガティブで価値の低い人間だと思われたくないから
だから、「前向きに考えよう」
という発想になっているわけですよね。
それって、超「後ろ向き」、ネガティブじゃないですか?
ポジティブシンキングの弊害は、ネガティブシンキングになることですよ。
■本当のポジティブシンキングの意味とは?
「ポジティブに考えたい」という意味は
『物事をうまく行かせたい』という目的から来ています。
では、今目の前で起きていることを
見ないふりをして、
安易に「なんとかなる」といっていて
「物事がうまくいくことはあるでしょうか?」
という話です。
ありえませんね。
・彼氏に振られた→他にいい人がいるよ
・お金がない→生きてさえいれば良いことがあるさ
・会社の売り上げが下がって来た→次の商品で挽回しようぜ
正気ですか?
それで、現実が本当に変わりますか?
だから、ポジティブシンキングを勘違いしていたら
物事がうまくいくことなんてないんですよ。
だってそれって目を閉じただけだから。
本当のポジティブというのは
『事実』を直視することから始まります。
■ポジティブになるトレーニング
本当のポジティブシンキングというのは、
悪いことが起きようが、何があろうが
まず事実を直視して、その事実を受け止め、
「じゃあ、どうしようか?」
と考え始めることに意味があります。
いいですか?今、とっても大事なことをサラリと言いました。
もう梅酒ばりに。
ここが重要です。
(1)物事が起きた
(2)前向きに考えよう
ではなく、
(1)物事が起きた
(2)じゃあ、どうしようか?どうすればうまくいくだろうか?
と考え始めることです。
その事実の情報と、自分が持っているありとあらゆるものを使って。
■ポジティブシンキングの例
その前に、もっと重要なのが
「事実として捉えていること」が
「本当に事実なのか?」を
疑うことです。
例えばこういうことが起きました。
・彼氏に振られた
・お金がない
・会社の売り上げが下がって来た
本当にそうなの?
と、まず疑うことです。
その事実を、本当に事実なのかを疑い、
真実を見つけることです。
もしかしたら真実は
・昨日、彼氏と口論をした
・今の収入は〇〇万円で、支払いにはあと〇〇万円が必要だ
・顧客数が何件で、売り上げが〇〇万円で、目標の件数にはあと〇〇件不足している
ということかもしれませんよね。
それなら「じゃあ、どうしようか?」と考えられませんか?
■ポジティブシンキングの意味は「事実を捉えなおして、行動を変えること」
例えば、
・昨日、彼氏と口論をした
→仲直りをしよう
・今の収入は〇〇万円で、支払いにはあと〇〇万円が必要だ
→お金を集める方法を考えよう
・顧客数が何件で、売り上げが〇〇万円で、目標の件数にはあと〇〇件不足している
→何が問題かを考え直そう
と、行動が変わるはずです。
それを、「キラキラポジティブシンキング」によって
見ないように、フタをしているんですよ。
本当のポジティブは、
事実を正確に捉えて、
そこから、まず一歩、何ができるか考えることです。
■ポジティブになるには事実を見よう
起きた出来事を勝手に悪く捉えて、
ネガティブな心に支配されることでもなく、
起きた出来事を勝手に良く捉えて、
ポジティブという名の盲目に陥ることでもなく、
ただ目の前の事実を観察し、
正確に捉え直し、
その上で、自分が何ができるか?
まず、今できる第一歩は何か?
それを分析し、行動を移すことこそが
本当のポジティブシンキングです。
ビジネスでも人生でもそれは同じです。
あなたはまだ負けちゃいないよ。
目を見開け。
やれることは山ほどあるんだ。