アーティストビジネス

有名だから価値が高い!アーティストが有名になる方法

こんにちは。スギムーです。
音楽アーティスト記事シリーズです。

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■無名アーティストには最初は「価値がない」という事実

そもそも「新人アーティスト」というのは「無名」です。

言ってみれば、多くのリスナーからしたら
「一般人」です。

気を悪くしないでください。
それが客観的事実なのです。

そして、その無名の状態から、どのようにして
圧倒的な価値のある存在になっていくのか?

ということが、大事ですよね?

問題なのは、最初から価値があると思ってしまうところにあります。

そして有名アーティストと同じようなプロモーションメニューをやれば
いずれ知名度が上がり、楽曲がよければ、もしかしたら売れるかも?

という成功確率の低いビジネスになってしまいます。

いわゆる、「クリエイティブドリブンの洗脳」です。

良いものを作れば売れる。という発想は、
リスナーの悩みも心も無視した押し付けにすぎません。

■クリエイティブドリブンの洗脳

例えば、アミューズメントパークの「USJ」は
映画をコンセプトにしたアトラクションを売り物に
オープンしましたが、
実質、3年程度で廃業状態に追い込まれました。

しかし、今ではV字回復をし、
ハリーポッターのアトラクションで話題になっていますね。

なぜUSJはオープン間も無く客足が遠のいたかといえば
USJに対してユーザーが求めたものと
違うものばかり作っていたからです。

アミューズメントパークの客層として
一番客単価が高いのは家族連れです。

そうした子供を連れたお客さんが
「ジョーズ」や「ジェラシックパーク」に喜ぶかといえば
子供は泣いてしまっていたそうです(笑)

なので家族連れが少なく、カップルが中心になれば
当然、客数も減り、客単価も下がり、
オープン初年度は話題になっても、
徐々に業績が下がって言ったということです。

つまり、自分たちが良いと思ったものと
お客さんが欲しいものにズレがあったということですね。

決してクリエイティブなものというのは
自分勝手なものではなく、
相手への「愛」があってこそ、刺さるものです。

■新規事業成功率30%から97%に変えたマーケティング発想

当初USJの新規事業の成功確率は3割程度だったそうですが、
お客さんを調べて、お客さんが求めていることを見て、
その上で、USJとしての技術や世界観を
どのように価値に変えていくのか?

ということに、じっくり取り組んだことで、
新規事業の成功確率は97%にまで上がりました。

なぜ、このような話を音楽アーティストの話題でするのか?

それは、リスナーが
「アーティスト」という存在にそもそも何を期待しているのか?

何に価値を感じているのか?

ということを理解しているか?と言うことなのです。

■アーティストの価値を高める方法

一般リスナーがアーティストに価値を感じている部分は4つあります。
今回はその1つをお話ししていきます。

(1)有名性・希少性

アーティストは価値があるから有名なのでしょうか?
それとも有名だから、より価値が高いのでしょうか?

卵が先か?鶏が先か?
という話に似ていますが、

「誰にとって価値があるか?」

ということを考えれば、
一般の人にとっては、

有名であるから、
有名な人は希少な存在だからこそ
価値が高まる傾向にあります。

テレビに出て、話題になってから、多くの人は知ります。
そうしたライトユーザーは、「有名であること」
そのものに価値を感じます。

「アーティストは有名であることを求められている」
とも言い換えられます。

無名アーティストは、無名だから価値を感じてもらいにくいのです。


「イノベーター理論」でも分かる通り、
最初に全く新しいコンセプトの新商品に飛びつく、理解者であるイノベーターは市場全体の2.5%。
一般層に広めてくれるアーリーアダプターは13.5%です。

84%の一般層は、流行ったから認知した、
流行っているから自分も買う、という層です。

多くは、有名なことに価値や安全性を見つけます。

だからこそ、アーティストは
「知名度をあげよう」
「有名になろう」
という努力が「当たり前」になっているといえます。

■権威者に認められれば有名性が手に入る

とはいえ、有名になることは簡単ではありません。

知名度を上げるというのは
多大なプロモーションコストをかけても
なかなかうまくいかないくらい、
現在はメディアの乱立がありますし、

ユーザーも見るメディアが多様化しています。

そもそも時間がかかります。

そこで、最も有名性を手に入れるのに
重宝されているのが「権威者」です。

84%の一般層ではなく、
権威者や、コアな層にまず向けるべきなのです。

その業界の権威に認められれば、
一気に「信用」が集まります。

■権威に認められて有名になったアーティスト

例えば、「ゴッホ」のような有名画家の多くは
亡くなってからその価値を見出されています。

ゴッホは生きていた時には、数枚しか絵が売れなかった
とも言われています。

しかし、死後に、権威に認められたことによって
今では多くの人がその存在を知っています。

例えば、レディー・ガガの靴職人として有名な舘鼻則孝さんは
学生時代、先生からは作品を認められず、
そこで海外の有名スタイリストに
自分の作品を売り込み、
その中で、レディー・ガガのスタイリストから声がかかり
採用されることになりました。

当時27歳で大抜擢され、
20足以上の靴をレディー・ガガに提供しているようです。

最近だと、ピコ太郎はジャスティン・ビーバーにシェアされて
一気にブレイクました。

「ミュージシャン’s ミュージシャン」
と言われる本物のミュージシャンは業界内からの評判で
著名になっていきます。

他にも、無名アーティストは
有名プロデューサーが見出したり、
有名アーティストが気に入って、プッシュしたことで
知名度が手に入っているケースは多いですね。

パフュームは新人時代に、木村カエラさんなどが
ラジオでプッシュしていたことなどもあって
少しずつ知名度が上がっていったことは有名な話です。

ほとんどが、メディア関係者、音楽業界関係者、著名人
といった、権威者が認めたことによって
一段上のステージに上がっていますよね。

つまり、最初の「イノベーター」である権威者や
新しもの好きの著名人が反応していることで
有名になって行くのです。

■トップレベルに向けた作品かどうか?

要するに、
クリエイティブを追求するならば、
その業界、ジャンルのトップレベルの人間が反応する、
そのレベルの人に向けたものを作ると言うことです。

多くは、一般リスナーを対象にした
クリエイティブを作っていますが
その時点で、この権威性による有名性を手に入れることは
まずありません。

しかも一般リスナーが
アーティストに求めている価値は
「普通ではない存在」なわけです。

だからこそ、有名で、希少価値の高い存在に惹かれている。

なのにも関わらず
一般向けに、無名の新人が一般的な作品を発信したところで
成功確率は非常に低い、
といえます。

クリエイティブにこだわるなら
トップレベル向けです。

■まとめ

アーティストは、有名だから価値を感じる。

しかし、これは価値を高める方法としては
最もコストがかかり、成功確率が低いのは
誰でも分かる戦略です。

なので、この考え方自体、
無名アーティストには適用しにくい。
適用しても、しんどい。
ということです。
(作品や世界観をトップレベルが反応するものにしていくことは有効としても)

クリエイティブを追求できるような
稀な才能のある方は、
おそらく最初から自然と
そうしたトップレベルが反応する
稀有な作品を作られていると思います。

なので、このアーティストの存在価値を理解した上で、
もっと誰でも可能性のある形の高め方、
残りの3つについて次回からやっていきます。

 

誰にも教えたくないくらいマーケティングの書籍として素晴らしいUSJの本です。
話に出てきちゃったので、リンクしておきます(笑)

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