こんにちは。スギムーです。(@sugimuratakashi)
ビジネスにはアートと同じように「世界観」が必要なんですよーという話。
Contents
■気づきを与えるのがアートの役割
アートやエンターテインメントの役割というのは
人々に「気づき」を与えること。
いままで気づいていなかった問題、
知っていたけど、誰も言わなかったこと
そうした問題を見つけてきて、
新たな解決策としての表現を指し示すことで
人間に気づきを与えている
それがアートやエンターテインメント作品の
存在意義の1つと言えるのではないでしょうか?
■世界観とはものの見方
アート作品やアーティスト、偉人には
圧倒的な世界観があります。
その世界観の正体とは文字どおり
「世界をどう観ているか?」
というものの見方。
そのものの見方に共感するからこそ、
人はアートや娯楽に惹かれ、
感動や、笑いや、人生の気づきという
発見をしていきます。
■世界観のあるマーケティング
ビジネスにも世界観がある。
いままでの常識を否定し
まるで違うアプローチを指し示し、
それを商品やサービスに込める。
そうした、既存の概念を覆すようなものの見方をする
企業、個人ビジネスこそ
熱狂的ファンのいる
世界観のある、アート同様のビジネスなのです。
■アップルの心を刺すCM「Think Different.」
例えば、Macで有名なアップル社は
1997年に「Think Different.」というキャンペーンを打ちました。
その時のCMがこれ。
”クレージーな人たちがいる
反逆者、厄介者と呼ばれる人たち
四角い穴に丸い杭を打ちこむように
物事をまるで違う目で見る人たち彼らは規則を嫌う 彼らは現状を肯定しない
彼らの言葉に心をうたれる人がいる
反対する人も
賞賛する人も
けなす人もいるしかし、彼らを無視することは誰もできない
なぜなら、彼らは物事を変えたからだ
彼らは人間を前進させた彼らはクレージーと言われるが
私たちは天才だと思う自分が世界を変えられると
本気で信じる人たちこそが
本当に世界を変えているのだから”
■アップルの顧客との共通の悪の存在
僕はこのCMを17歳の時にみて、
ひどい感動をし、アップル信者になったのだけど、
なぜ、このCMに惹かれたのか?
そこに世界観が存在します。
このCMでは
クレージーと言われる人を
アップルという会社は応援するという立場をとっています。
そして、彼らを反対したり、
単に偉業を成したということに対して後に賞賛をしたり、
あるいは、けなすような人もいる
という表現をしている。
つまり、そうした
「世界を変えよう」とする人をけなす人に
対して反対し、
逆に「世界を変えようとする人」を支持する
という立場をとる
ということによって
視聴者の中で、
- 業界を変えてやろう
- 本物の価値を作ってやろう
- 社会をよりよくしていきたい
- 本物の仕事をしたい
のような、
他の人にバカにされるような
「反逆者」「厄介者」
という位置付けの視聴者を、仲間にし、コアのファンにした。
例えば、Macは当時、
クリエイターやミュージシャンに圧倒的に支持されていたパソコンでしたが、
彼らは、そう。
「反逆者」「厄介者」と言われながらも、
本当に、自分が見ている世界を変えていこうという努力をしている人たちなのです。
そういう人々に対して、
創造的なパソコンという商品を提供する会社がアップルなのです。
■自分のビジネスの世界観を作ろう
このアップルの世界観こそが、
圧倒的に支持される熱狂的ファンの源泉と言えるでしょう。
ぜひ、自分の仕事、ビジネスにおいて
世界観を作りましょう。
その作り方、考え方は
僕のオンライン講座でもお話ししていますー。
では、また!