戦略・ビジネスモデル

精神論・根性論が現代の日本の仕事に当てはまらない理由

こんにちは。スギムーです。

自分の親世代の人たちが

「自分が若かった頃は」

と、仕事のやり方についてアドバイスをして来ることがあります。

その多くのアドバイスは根性論で役に立たない
と言われています。

・とにかく頑張れ、我慢しろ
・技術を磨けば客が来る
・話が批判中心

といった特徴があるかと思います。

こんな相談がありました。

「起業してお店を始めたが、自分の親が自営業でお店をやっていて、自分が始めた頃はこんなにうまくいったと、比較をしてきて、肩身の狭い思いをしています。正直、うまくいっていないので、いろいろアドバイスをされるのは良いのですが、そのどれもが精神論ばかりです。」

よく聞く話です。

さて、今回は、こうした問題に対して
明確な理論によって反論したいと思います。

経験だけで若者にアドバイスをして
失敗させるしょうもない年寄りを論破
して行きます。


■精神論・根性論が間違っている理由とは?

結論から言います。

彼らが間違っている明確な理由があります。

根性論・精神論で成功できた時代が終わり、
現代はそうではなくなっているということです。

簡単に説明すると
30年以上前、1986年からバブル景気になり、1991年まで続いたとされますが、
その現象を置いておいても
日本は少なくとも戦後から1994年前後までは物の値段が上昇し続けていました。

出典:世界経済のネタ帳

しかし、1994年以降は経済成長は止まり、横ばい、下方に転じています。
これは何を意味するかといえば、
需要と供給のバランスが反転したということです。

1994年以降は年々、
購入者よりも供給者の方が多くなっているわけです。

それまでは、放っておいても毎年1.1倍〜1.2倍といった成長をしましたが、以降は放っておいたらマイナスになったわけです。

そうなると競争が起こります。
競争が起これば値段を下げた方に購入者が流れるので
どんどん値下げの工夫や広告宣伝の競争がされて行きました。

アメリカは自由経済だったため昔から競争が激しく
だからこそマーケティングが発展したわけなので
日本も正常な競争が行われるようになったともいえるので
一概に悪いことではないのでしょうけども。

経済全体が上がっている時に商売をしていれば
誰がやっても、他より多く働く
という根性論で売り上げは上がりますが、
競争経済になった以上、努力ではどうにもならなくなったわけですよ。

小難しい経済の話はここではしませんが
ざっくり言うと、そんな感じですよね。

■現在の日本はビジネスのルールが違う

経済成長中の時代と、
現代とではビジネスのルール、考え方が全く正反対なんですね。

当時はありきたりなビジネスアイデアで
とにかく他より頑張ると言うことで良かったのでしょうけど、
現在はそうは行きません。

正しい情報を得ないと、
闇雲にやっても無理なのです。

例えば、美容室や飲食店といったお店は
当時に比べてオーバーストア化していて
お店が多すぎて、
お店一つに対して必要なだけの売り上げを上げるための
お客さんの数の方が足りないわけです。

それなのに、

「当時はいっぱい客が来た」
「客が来ないのは、お前らの技術が低いせいだ」
「もっと努力をしろ」

と言った根性論で、
1994年以前から仕事をしている人たちは言うわけです。

いやいやいや、
あなたの時代と状況が違うんですよ。

今の時代、マーケティングをしたり戦略的にポジションを作らないと減少する一方です。

■根性論・精神論を言う上司が時代遅れな理由

物の値段が上がっていただけではなく
当時は「業態ビジネス」がなかったため、
一般的な「業種ビジネス」をやれば良かったわけです。

業種ビジネスというのは、「商品種別」による商売です。
「野菜だけ」「靴だけ」扱っているというビジネスです。

「靴はここで買って、ズボンはあそこで買って」
と、お店を渡り歩かないといけませんでした。

つまり、顧客のことは何も考えられていないのが業種ビジネス。

一方で現在は「業態ビジネス」になっている会社しか成功していません。

「業態ビジネス」とは、
「豆腐は豆腐屋、野菜は八百屋、肉は肉屋」
といった考えから
「お客は夕食の用意をしたいのだから、夕食で買うものを全て取り扱おう」
と生まれた「スーパーマーケット」といった
顧客目線で考えられたビジネスです。

業種ビジネスは、自分の都合でできます。
顧客がどう使うのか?を考えずに、
その商品種別で仕入れをして陳列すれば良いだけです。

しかし、「業態ビジネス」はそうはいきません。
顧客目線となれば、顧客のリサーチをし、
顧客の不満を解消した業態に転換しなければいけません。

大手企業は業態ビジネスをしています。
顧客の問題を解決する業態になっているから顧客に選ばれます。

そうした大手が成長しきっている時代が現代です。

今からビジネスを始めるには
時代遅れの業種ビジネスを見ていても確実に失敗します。

「〇〇屋さん」と名乗っている企業は、もう厳しい時代なのです。

そうした「手法」を学ばなければ、現代ではビジネスができないのです。

■精神論・根性論を脱却するには?

さて、これでご年配の方の言うことがしっくり来ない
と言う違和感が、明確になったと思います。

時代が変化してるのに
当時の感覚で語られているから違和感なんですね。

それで、「どっちが間違っている」
と言った話をしてても仕方ありません。

文句を言ったところで状況は打破されませんから。

じゃあ、この競争時代に突入した現代で
僕らがしないといけないのは何か?
と言うことです。

何もしなければ、中小零細企業は潰れます。

競争時代に、僕らがしないといけないのは、
「競争をしないこと」です。

要するに、みんな同じマーケットで戦っているから
競争が起きています。
競争が起きるから状況が悪くなります。

ですから、市場の切り口を変えることから
始めないといけないのです。

「誰もやっていないマーケット」
ではないですよ。

そう言う「ブルー・オーシャン戦略」
勘違いはやめましょう。
誰もやっていないマーケットは、お客も誰もいません。

既にあるマーケットで、
競争が起きない切り口を見つけること
です。

それが業態化の入り口です。

■鬱になる前に競争をやめる方法

仕事が苦しいのは、やっているビジネスが競争に巻き込まれているからです。

ヒントを一つ言いましょう。

例えばセブンイレブンは単体の小売業では一番の売上高になりますが
コンビニという業態は24時間営業です。

これは「時間」「身近」という競合がいないマーケットに
参入した
ことで成長した企業です。

スーパーやディスカウントストアの方が
コンビニより安いですし、品揃えも豊富です。

なのに、なぜコンビニに行くかといえば、
すぐに入れるからです。
小さいからいいんですよね。
いつでもやっているからですよね。

そうした、大型小売店では解決できていない
困りごとを解決したから
コンビニという業態は成長をしました。

美容室が、深夜営業をしたことでOLに人気になったケースも
この「時間」というマーケットを狙ったものです。

実はこうしたマーケットの切り口は
もっとたくさんあるんですね。

こういう切り口を変えるだけで、競争をしなくて済むのです。

競争時代は、競争をせずに、
自分がナンバーワンになれる切り口を見つけること
が重要です。

闇雲にやっていても、先は見えません。

圧倒的に顧客に選ばれる会社を作って
頭が凝り固まった老害を黙らしてやりましょう(笑)

 

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