ビジネスパートナー・チーム作りをするための4つの仕事タイプ診断

こんにちは。スギムーです。(@sugimuratakashi
前回、ビジネスは「作る仕事」と「売る仕事」の
2種類があるという話をしました。

両方できない場合は、
どちらかを他人と組むことで解決するか
自分でスキルを身につけるか
どちらかしかありません。

今回は、「チーム作り」についてのご質問もいただいていますので
ビジネスパートナーを選ぶ上でのポイントと
4タイプの仕事診断を公開します。

■タレントにはマネージャーがつくもの

まず最初に、「なぜ人と組まないといけないのか?」
ということですが、

お伝えしているように、ビジネスというのは、

「商品サービスを作ったり、提供したりする側」のスキルと
「販売して利益を生む経営をしていく側」のスキルの
2つのスキルが同時に必要になります。

例えば、タレントさんにはマネージャーがつきます。

タレントさんは、その存在が商品であり、
話したり、芸をしたりするという技術があることで
商品価値があります。

しかし、その商品を買ってくれる、
つまり、仕事を依頼してくれる企業がなくては
売上にはなりません。

ですから、マネージャーという人が、
タレントの代わりに、仕事を取ってきて、
業務管理をして、商品を売っているわけです。

多くの立ち上がりの失敗は
この「役割分担」ができていないことで
商品サービスが良くても売れない
売る技術があっても商品がない
という問題に行き着きます。

ですから、自分がどちら側なのか?
どういう役割を担っているのか?
を知っていることは、とてつもなく重要なのです。

■最初に人を雇ってはいけない

では、自分が不得意な部分をやってくれる人を
報酬を支払って雇えばいいのか?

「雇う余裕はないなぁ」

と思う方も多いと思いますが、
実際は雇ってはいけません。

雇われて働く人のモチベーションでは
創業時に自分と同じモチベーションで物事に当たることが
できないからです。

報酬で動く人、給与で働く人は、
組織が大きくなって、単純作業が増えた時
仲間に入れていきます。

最初は、無報酬でも働くという人でなければ
ビジネスパートナーになり得ません。

ちなみに「最初は無報酬」というのは
経営者、創業者としては当たり前の考え方です。

起業家の報酬はプロジェクトから利益をもたらして
初めて利益を得るものです。

そのレベルで考えられる人でなければ
創業メンバーに入れてはいけません。
確実にトラブルになります。

■仕事の4つのタイプ診断

仕事の適正は、
才能資質とコミュニケーション手段によって決まってきます。

以下はコーチングで分類されるコミュニケーションタイプを元に
ビジネスでの役割を4つにまとめたものです。

自分がどのタイプなのか?
どのタイプと組むと、成功しやすいか?
参考にしてください。

(1)コントローラー<プロデューサータイプ>

キーワード:制御・発起人・志し・戦略
役割:物事を始める・進ませる・動かす
スタイル:自由と正義
コミュニケーション:自己主張が強く 感情が出にくい

<解説>
物事を始める人。プロセスや感情よりも結果重視。分析が好きで戦略家。物事を大きく捉えることができ、進めるペースが早い。指示されるのが嫌いで、自分の考えたようにやりたい。コミュニケーションは単刀直入。創業者、ファウンダー、プロジェクトリーダーのタイプ。

(2)プロモーター<タレントタイプ>

キーワード:促進・楽しむ・企画
役割:物事を促進させる・活気付かせる
スタイル:自由と愛
コミュニケーション:自己主張が強く 感情が出やすい

<解説>
物事を促進させる人。コミュニケーションが得意で、明るく人に好かれる人。いるだけで人が集まってくる。アイデアが豊富で新しいことに取り組むが、飽きやすい。スター性がある。企画することや、前に出ること、おしゃべり、セールスが得意。

(3)サポーター<マネージャータイプ>

キーワード:支援・助ける・協力
役割:物事をまとめる・仕組みにする・繋げる
スタイル:安定と愛
コミュニケーション:自己主張が弱く 感情が出やすい

<解説>
物事や人をまとめる人。気配りや人の気持ちを察することができ、穏やかな人。人を支援したり、育てたり、人をつなげたりすることが好き。協力関係を大事にする。努力家。予定通りを好み、コミュニケーションに長けている。管理者、経営者、カウンセラーなどのタイプ。

(4)アナライザー<スポンサータイプ>

キーワード:職人・専門家・サポート・冷静
役割:物事を終わらせる・継続させる
スタイル:安定と正義
コミュニケーション:自己主張が弱く 感情が出にくい

<解説>
物事を計画的に進め、完了させる人。冷静で計画的。専門性が高く、信頼が厚い。忍耐強く、長期的な取り組みもコツコツと進めることができる。組織になくてはならないプロフェッショナル。士業・デザイナー・投資家などのタイプ。


こちらの動画で詳しい診断ができるので、貼り付けておきますね。

あなたは何のタイプだったでしょうか?

ちなみに僕はコントローラー(プロデューサー)タイプです。

■自分を補う人と組むチーム作り

自分が「作る側」であり、アナライザーのタイプであれば、
コントローラーにプロデュースしてもらう。

例えば、税理士さんで、サービス提供ができる
しかし、「売る技術がない」
という場合

コントローラーで売る技術を持った人に
プロデュースしてもらうことで
ビジネスを成立させることができるかもしれません。

自分が「作る側」で、プロモーターのタイプであれば
おそらく商品開発などの研究や企画が得意
ということかもしれません。

その場合は、サポータータイプと組んで、
販路を持っている企業と、あなたの商品をマッチングしてもらう
ということで、大きめのサイズのビジネスを始められます。

自分で全てをやろうとすると、
商品を作ったはいいけど、売り先がなく
コストがあまりかからないと思われるネットショップで自分で販売するとか
販売してみたけど、ルーチンワークは不得意だったとか
やり方も限られてしまい、
得意なことに注力できないのですね。

自分一人ではでいないことも、

タレントとマネージャーの関係や
プロデューサーとスポンサーの関係

があればどうでしょう?

あるいは、この4タイプ全ての人材がいれば
どれだけ最強のチームになるでしょうか?

■ひとり起業は孤独。ビジネスパートナーを作ろう

「ひとり起業」が流行っていますが、
あれはそうした孤独な作業が得意な人に向いているだけです。

「コーチになりましょう」
「ブログで発信しましょう」
「アフィリエイトをやりましょう」

色々なビジネスアイデアがあると思いますが、
あくまで、
自分の向き不向きが一番大事です。

その人にとって、やれもしないことを、
さもそれが正義かのように
書籍に書いてあったり、情報発信している専門家もいますが
成功の形は、それぞれです。

あなたにあった形で、
あなたにあったパートナーを見つけて、
自分の得意なことに専念できる
最高のビジネスアイデアに人生という時間を使いましょう。

全てを一人でできなくて、当然なのです。
できなくてもオッケーです。
自分でできてしまう人は逆にサイズの小さい成功や
喜びを分かち合うこともできないビジネスで終わってしまいます。

自分で全部できないからこそ、
喜びを分かち合える仲間と仕事ができますし
大きなことにも挑戦できるのです。

ぜひ、こうしたビジネスパートナーの考え方を
取り入れてみてくださいね。