こんにちは。スギムーです。(@sugimuratakashi)
シュークリームのクリームをこぼさずに食べることを研究しています。
Contents
■売上を作るためにやってはいけないこと
僕はメルマガ読者のメール相談を受けていますが
その中で多いのが
「コンサルにこう言われた」
「本で読んだ」
「他のお店でやってたから」
などの知識に振り回されて、苦しんでいるケースです。
売上が足りないからといって
「事業拡大」
「スタッフ増員」
「クロスセル・アップセル」
「集客」
ということは
現在、利益が十分に出ていないのなら
断じてやってはいけません。
それは間違った知識です。
そんなものシュークリーム大王が許しませんよ!!(意味不明)
■(1)「事業拡大で売上を補填する」の間違い
現在のビジネスで利益が出ていない場合
多くは事業拡大に手を出します。
1号店だけでは儲からないから
2号店を作りましょう。
販路、取引先を増やしましょう。
支店を増やしましょう。
この発想だと厳しいケースになります。
なぜなら、うまくいってるとはいえないビジネスを
拡大することになるからです。
薄めた牛乳を飲んでみてください!!
ありえないマズさですよ!奥さん!
これも「発展モデル」の洗脳です。
今ある事業を「太い循環」にしてから「拡大(スケール)」する
という順番です。
これは以前もランチェスター戦略について書いたので
これも読んでくださいねー。
■(2)「スタッフを増やせば売上が増える」の間違い
リアルビジネスでキャパシティが決まっている
業種に多いのがこれです。
営業マン、対応スタッフを増やして売上を拡大するというもの。
言ってみれば「のび太」のコピーロボットの量産ですよ。
例えばサロンで、
一人あたりの売上が60万円だとします。
それを2人でやって120万円の売上です。
固定費が110万円でした。
残った利益10万円がオーナーの給与です。
足りません。
だから、スタッフを3人に増やしましょう。
という、とんでもアドバイスをするコンサルや
同業者がいるようです。
しかし、これは赤字を大きくするだけです。
シミュレーションしてみましょう。
三人に増えて売上が180万になりました。
固定費は一人の給与が増えて140万円としましょう。
じゃあ、40万円残るかといえば残りません。
その増えたスタッフの売上60万円を作るには
顧客を増やさなければなりません。
例えば客単価が5000円だったとしましょう。
それで120人で60万円です。
その120人を集客しつづけるのに
一人あたり3000円かかっているとします。
すると36万円の集客コストが必要です。
固定費は140万ではなく176万ということになります。
売上180万ー経費176万=4万円
ということになります。
これは実際によくあるケースです。
スタッフを増やすというのは、
今あるシステムを拡張するということが本質です。
今あるシステムが機能していない
利益が薄いモデルならば、
拡張すると、さらに状態が悪くなるということですね。
のび太ではなく、
壇蜜のコピーロボットを開発したら僕に電話をください。
■(3)「クロスセル・アップセルで売上を増やす」の間違い
ちょっとテクニカルになると、
こういうアドバイスをされている方もいます。
要するに、今の商品だけでは儲からないから
関連商品や、上位プランを用意しましょう。
というものです。
もはや「のび太」の兄弟です。
おっきいのび太も、ちっさいのび太も働いてくれません!
あながち間違いではありませんが、
今がたいして売れていないのに
そんなセールスをかけたら逆にお客はドン引きです(笑)
というか、今の商品だけで儲からないような状態なら
顧客の購買動機も不明確なわけで、
その中で用意した高額商品などは、ニーズがズレていて
あんまり売れないでしょう。
現状のビジネスがしっかり作れていれば、
関連商品や上位プランは、
お客さんの方から「それもください!」と言ってきます。
なぜなら、しっかりしたビジネスを作っていれば
あなたの価値に引き寄せられた優良顧客が多くなるからです。
その特定の問題を解消する商品サービスが
用意してあればそれだけで売れていく状態になります。
壇蜜の姉妹なら歓迎します!
■(4)「集客をして売上を増やしましょう」の間違い
これが一番多いですが、
現状のビジネスで利益が出ていないなら
集客で売上が増えても利益は残りません。
ジャイ子に1000回告白されてOKしますか?
って話です。
なぜなら集客できていないのは魅力が伝わっていないからです。
なぜなら集客コストもあるからです。
なぜなら対応コストもあるのです。
原価もキャパもあるのです。
利益が出るモデルになっていない段階で
客数を増やしても、赤字が膨らむだけです。
広告もそうですし、
場所を移転して交通量の多い場所に行く、
モール出店する
ジョイントする
など
そうしたことで客数を増やしても
そもそも無理ゲーであれば利益が増えて行くことはありません。
■すでにあるものを使って「太い循環」を作ろう
そういう嘘っぱちは放っておいて、
今すでにあるものを使って
目の前の顧客をどうやって感動させ続けられるか?
これを考えることが大事です。
ないものを求めるのではなく、
あるものを使うことです。
失った物ばかり数えるな!!
無いものは無い!!
確認せい!お前にまだ残っておるものは何じゃ!!!
/ワンピース ジンベエ