問題解決能力ではなく問題を発見する力が経営には必要だ

こんにちは。スギムーです。(@sugimuratakashi

よく「ビジネスは問題解決である」と認識されていますが、コンサルティング業を長年やってきた立場からして、問題解決というのはあまり意味がないことは分かりきっています。

今回は「本当の問題解決能力」とは何か?

というお話をしていきます。

■問題解決ができない理由

目の前に川があります。

その川が土砂まみれで汚れていて、
一生懸命に、
ドブさらいをしたとしましょう。

果たして川は綺麗になるでしょうか?

ならないのです。

ビジネスの問題解決というのは
このドブさらいみたいなものです。

解決しないのです。

例えば、地域の整体院が「集客が苦しい」という問題があったとします。

そこで、じゃあ「集客を増やしましょう」と考えます。
次に、誰をどのように集客するのか?
チラシなのか?ウェブマーケティングなのか?

方法論を決定して、いざ集客をしました。
確かにかけたコストだけ集客数は増えました。

しかし、やっぱり利益が上がらない。

こういうことはよくあります。

これがドブさらいです。

根本的な問題を取り除かなければ問題は解決することはありませんよね。

■問題を解決しようとすれば問題は解決できない

経営者もコンサルも
問題を解決することが仕事だと思っています。

しかし、実際は違うのです。

行動には以下の2つがあります。

1、対処的行動

2、戦略的行動

1は、問題が起こった後に、どうやって解決するか?
という行動です。

問題解決とはこのことです。

起こった問題を見て、
その問題に対して、どう対処するか?
という行動です。

しかし、2は、
問題そのものに対処せずに、
全く別の行動によって、
根本的な問題をなくすことです。

■問題解決能力ではなく、問題発見力

つまり、問題を本当に解決しようとするならば
その問題に対処するのではなく、

問題そのものが起こっている
根本的な問題を発見するということ。

経営者もコンサルも、
リーダーというのは
問題発見力が問われている仕事です。

■問題は上流からやってくる

ドブさらいで考えて見ましょう。

その汚い水はどこからくるかといえば
上流から流れてくるわけです。

その上流にある
根本的な汚れを取り除かない限り
川は綺麗にはなりませんよね?

つまり、問題とは常に『前提』にあるのです。

■ビジネスの前提とは?

ビジネスの前提とは何か?

・それは、市場であり
・それは、市場に対しての価値であり
・それは、どんな見込み客をどういうメッセージで集客しているのか?であり
・それは、どんな収益構造を持っているか?であり
・それは、どんな価格で売っているか?であり
・それは、どんな対応システムで作業しているか?であるわけです

つまり、ビジネスは、これらの『前提』に支配されているのです。

■問題解決能力を上げる方法

問題が起きた時、
対処するのではなく
その問題の根っこを見て、
対処行動ではない、
全く別の行動を起こすこと。

それこそが、戦略的なリーダーです。

問題解決をしていくのではなく
少しゆっくりと、問題発見をする時間が必要です。

木を見るのではなく、
森全体を見る時が必要です。

ビジネスの前提を変えて
大きな問題そのものを消し去っていきましょう。

そのための情報は
オンライン講座で無料で全て垂れ流してます(笑)