こんにちは。スギムーです。(@sugimuratakashi)
「集客に困っている」
というアーティストが多いです。
はっきり言って、それは間違いです。
集客に困っている時点でやっていることが
間違っている可能性が高いのです。
それは集客に問題があるのではなく、
そもそもビジネスのやり方に問題があります。
Contents
■『集める』のではなく『集まっている場所』に行く
基本的に無名アーティストが人を呼ぶという
発想自体が厳しいのです。
以前も書いたように、
アーティストは有名だから価値が高いわけです。
無名の時点で価値はないのです。
それは最初は誰もが通る道です。
ではどうすればいいか?
「自分で集める」
という発想ではなく
「集まっている場所に行く」
ということ。
あるいは「集まりやすい場所に行く」です。
■前座もイベントもフェスも集まっている
そもそもどんなアーティストも
すでに人が集まっているイベントや
知名度が自分よりもあるアーティストの前座や
路上ライブ、モール、フェスなどに出演を繰り返して
徐々にファンをつけて、
自分自身でも集客できるようにしているわけです。
にもかかわらず、
自分でライブハウスで企画したライブに
集客しようというのが大きな間違い。
駅前でチラシを撒いても、
聞いたこともないアーティストのライブに
いきなりお金を払って行く人なんてゼロです。
今すぐ、人が集まっている場所にどんどん出て行きましょう。
■「集まる」仕組みを持って、「集まっている場所」に行く
ポイントは、裸一貫でそのような場所に行かないということです。
しっかりと武器を持って行く。
「集まる仕組み」という武器を。
例えばアンケートを取れる場所なら取る。
チラシを配ってウェブに誘導し、
ウェブでメールアドレスを取得する
あるいはFacebookやLineなどで企画を作って
それらに登録してもらう。
本質的には、集まる仕組みというのは
自分のところにリストが残って行く仕組みです。
そういう仕組みを用意しておいてから
「集まっている場所」にどんどん出て、
ファンの見込みリストを増やして行くことです。
■つまり、営業をするということ
イベントやフェス、
自分のターゲットが集まりそうな場所なら
なんでもいいですが
そうした場所に出演交渉することが大事なわけです。
集客ではなく営業が重要ということ。
それがマネジメントということです。
マネージャーは、そうした案件をブッキングして
チケットや物販などの用意をして
キャッシュにして行くということです。
最初はそれらをアーティスト自身でやって行く必要があるかもしれません。
■営業でいきなり現金化する
地域的にそういうイベントがないとか、
ターゲット的に自分にあったイベントなどがないとか
そういう問題もあるでしょう。
そんな場合は、自分で作りましょう。
「人が集まっている場所」で
イベントを企画をすればいいのです。
・飲食店
・何かの施設
・学校
・地域
・企業
様々な場所に提案をし、企画を実施できれば
その場所の集客力との相乗効果で
売り上げを手にすることが可能になるだけでなく
「集まる仕組み」があることで
リストも同時に手に入って行きます。
そのリストを元に、
ワンマンなどにつなげて行くことを繰り返せば
売り上げを手にしながら、
集客力はどんどん上がって行くはずです。
実際にそうしたアプローチで営業をし
売り上げを立てているアーティストが
僕のクライアントには何人も存在します。
■営業が苦手
とはいえ、
「営業ができない」
「営業が苦手」
という場合もあるでしょう。
ただ、これだけは理解しないといけません。
音楽であろうと、絵描きであろうと
販売をしなければ売り上げは立ちません。
お金を1円でももらうということはビジネスであり、
ビジネスの根幹の業務は「販売」です。
販売をするから売り上げになる。
それしかないのです。
ビジネスの1つの機能として
「営業」はどんな形にしても避けられるものではありません。
対人のコミュニケーションが不得意なら
広告を書いて見込み客を集める。
など、
アプローチを自分でもできそうなものに
変えて、販売を実現する必要があります。
■勇気を持とう
最初は誰でも初心者であり、
未経験者です。
やったことがないから、できない
というのは非常に無駄な悩みです。
やってみてから悩もう。
下手くそでいいからやってみよう。
思ってるよりも、
人って優しいもんですよ。
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