起業

起業したいのにアイデアも資金もない!ソーシャル時代の4つの起業法

こんにちは。スギムーです。(@sugimuratakashi

今回は「起業したいけど何も持っていない」という人向けです。

何年も起業できない人について僕がFacebookで書いた記事を、コンサルタントの服部さんがシェアしてくれました。

ありがたいです。ほんと「コタツに入りっぱ」(笑)

起業するには経営と運営のノウハウは当然として、「資金」「スキル」「人脈・人材」のどれかの比重が大きく必要になります。全てを揃えるのは無理ですが、自分の状況次第で、どのリソースを中心にするかを決めて、どうリソース不足を対処するかというプランを持っておくことはできます。

そうした「資金」「スキル」「人材」と言った現実を直視しないと、見つかるはずのない「画期的なアイデア」を探すか、時間をかけて資格などスキルを自分で身につけてと何年も勉強し続けるか、市場性もあり、収益も高く、労働が少なく、自分の好きなことという完璧なビジネスアイデアを追い求めて、何年も何十年も彷徨い続けるのがオチです。

さらに、「誰でも年収1000万円!」のような起業講座に多額の勉強代を支払い、本に書いてるようなマインドセットを学び、売り物もないのにマーケティングを学び、挙げ句の果てにはスピリチュアルや心理学に助けを求める。ということになりがちです。

最悪な場合、売り物がしっかりしてもいないのに、SNSでライフスタイルをアピールする写真をアップしてフォロワーを増やし、雰囲気だけで形のない商品を売っていたりすると、もはや詐欺まがい。

しかし、「スキル」や「人脈」においては、自分が持っていなくても、人と簡単につながることが出来るソーシャル時代において、全てを自分で用意する必要はないわけです。

では、ソーシャル時代にどういった起業方法があると思いますか?


■起業したいのにアイデアも資金もない時の4つの起業法

自分にスキルか資金があれば、ビジネスのスタートは誰でもできます。何か資格があれば先生になったりすればいいですし、コンサル業もあります。資金があるならお店なども考えられるでしょう。

しかし、自分に「資金」と「スキル」がない場合は、「人脈を作る」「スキルを借りる」「他人をプロデュースする」「ネットビジネス」と言った、4つの方法のどれかになるはずです。その4項目を紹介して行きます。

<1、人脈を作ってプロジェクトに参加する>

リソースがなくて起業できないと言いながら、多くの人は人に出会っていないんですね。それはまるで、「結婚したいと言いながらも家に閉じこもってるようなもの」です。人脈にアクセスすればスキルや資金、ましてや集客ルートや商品まで手に入る可能性が高いです。

(1)SNSで人脈を作る

自分にスキルがなかったり、アイデアも資金もない場合、人のプロジェクトにまず参加することで、名前をあげたり、人脈を作ったり、スキルを身につけたり、足がかりにすることができます。

TwitterやFacebookと言ったSNSでは、あらゆる起業家がプロジェクトを立ち上げて人材を探しています。そういう募集情報はオフィシャルなものではないので、直接、その起業家をSNSでフォローしていないと情報があることにも気がつきません。

そうした起業家をフォローして、参加したいプロジェクトに手をあげて行けばいいんです。
スキルがある方が参加できるプロジェクトは多いとは思いますが、そんなことよりもまず「手をあげること」が先決です。

実際、僕もSNSで知り合った人とビジネスを作り上げた経験がありますから、全く可能なことです。逆に商品を作る能力のある人で経営ノウハウやWEBマーケティングなどのリソース不足の方がいたら僕もプロジェクト参加のご相談を受けますからね。

何も持ってないなら、人間関係の輪に飛び込みましょう。

起業できないと言っている人はSNSに投稿もしていなかったり、友人としか繋がっていなかったり、ましてや知らない起業家などとコミュニケーションをしたりということをしていないから、リソースを手に入れる機会を失っているのです。是非やりましょう。

(2)オンラインサロンで人脈を作る

SNSはあまりにストリートファイトなので、人見知りの人にはハードルが高いかもしれません。そんな場合は、ビジネス系のオンラインサロンに入ればいいんです。ビジネスの目的やマッチングを目的としたサロンであれば、オフィシャルにプロジェクトに参加できます。

オンラインサロンの多くはFacebookグループの機能を利用したコミュニティです。コミュニティ内で、プロジェクトメンバーを集めているところに参加してもいいでしょうし、自分でプロジェクトを立ち上げて自分ができないことをやってもらえるメンバーを集めればいいのです。

入るサロンのテーマによって集まる人はかなりレベルは違いますが、コミュニティに入れば持てなかったリソースを手に入れることが容易になります。

(3)交流会に参加する

ネット上にはビジネスの交流会の情報がたくさんあります。そうしたイベントに参加すれば様々な社長と出会うことができます。

実際、僕も25歳くらいの時に交流会などで知り合った方々と、話の流れでプロジェクトを立ち上げることになり、その会社の役員をやっていたことがあります。別に、ただそこにいただけです。

そもそも「付き合う人」を変えれば急激に状況は変わりますし、入ってくる情報、知識が変わるので、自分自身も変わって行くのです。状況を変えたいなら付き合う人を変えないといけません。

しかし、「異業種交流会」などにむやみに参加しても人脈という人脈は作れません。広く浅く、名刺が異常に増えるだけで、誰もあなたのことは覚えていないでしょう。交流をする際は目的を持って、1対1で、この人と交流を深めると決めている必要があります。事前にSNSなどで交流したい人を決めておいて、その人たちが参加するイベントに行くなど工夫をしましょう。

<2、スキルを売る>

ビジネスを軌道に乗せるには、在庫を持たず、利益率の高いビジネスをすることが早道になります。商品は大きく分ければ「サービスを売るか」「モノを売るか」になってくるので、スキルがある場合はサービス化して売ることで、モノも仕入れず店舗も持たず身一つでできるため利益率が高く、開業のハードルが下がります。

(1)自分のスキルを売る

まず自分でスキルがある場合はそれを売ればいいですね。スキルと言えるほどのものでなくても、事務代行とか、趣味の占いとかでも「ココナラ」のようなマッチングサイトに無料登録して売ってもよし、ブログを始めて集客して販売してもよし、自分のペースで副業からスタートすることができます。

ホリエモンも最初はホームページ制作の会社からスタートしているわけで、スキルの切り売りからスタートして、そこから自社サービスのメルマガ配信スタンドや、ポータルサイトといったメディアビジネスに拡大して行ってます。

■ココナラ

■クラウドワークス

■空いた時間で在宅ワーク【Bizseek】

(2)他人のスキルを借りて売る(人材の確保)

自分のスキルがないなら、スキルを持っている人を見つけてきて、その人に仕事を横流しするだけでもビジネスになります。実際、僕もウェブ制作などを手広くやっていた頃は、いろいろなデザイナーさんと繋がって、仕事をしてもらう形でやっていました。自分で作業できる必要はないわけです。自分の仕事は常に経営です。

ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングでは、スキルを持っている人にいつでも仕事を頼めますし、彼らとつながることができます。

「こういう人募集」と書き込めば、応募がありますから、面接代わりに直接あって、仕事を頼めそうな人を見繕えば、いつでも営業開始ができます。

クライアントの要望を聞き、それを外注さんに伝えてできるかどうか、見積もりはいくらか聞き、利益を上乗せしてクライアントに提案し、話をまとめる。作業は外注さんにやってもらう。これだけでもビジネスがスタートできます。

自分のスキルだけでなんとかしようとしていることが間違いです。

<3、他者をプロデュースする>

すでに専門知識を持っている商品開発ができるような人を見つけてきてプロデュースをすればいいのです。出版社はそういうモデルです。著者を見つけてきて、原稿を書いてもらって、出版社側は編集と販売を担当するわけで、本の中身についての知識がなくても商品は作れるのです。

(1)コンテンツホルダーを探して商品化する

出版なら著者を見つけてくるというパターンです。専門知識を持っている人を取材して、教材を作ってもいいし、あなたが集客をしてセミナーをプロデュースしてもいいし、あなたが販売を担当して共同で商品開発をしてもいいのです。自分で作れなくても、コンテンツを持っている人はいるのです。

これも実際に僕もやっていました。ある分野で成功をした人にインタビューして、そのコンテンツを販売するというモデルでした。自分の中にネタがなかったので、ネタを持っている人を探して立ち上げたわけです。

権威ある先生も、ビジネスの話には前向きの人は多いですし、自分が買ったセミナーなど良かったものがあれば、定型の提案をすればいいのです。

別に有名人でなくても、身近な人で需要のある何か詳しい人がいればその人に協力してもらって商品を作ってもいいのです。実際、奥さんが作ってるペットの服をネット販売して成功するといったことはよくあることです。あなたがやることは常に販売、経営といった利益を作る行動だけです。そこは学べば誰でもできることですからね。専門知識はそうは行きません。協力し合うことです。

(2)提携先を見つける

特にネット上で見つける必要もなく、身近で商品を持っていてネットで売りたいとか、営業してくれる人を探しているといった人がいれば、その人と提携して「これだけ販売したらいくらください」という歩合制の契約をすればビジネスになります。

ネット通販なら、商品の供給と配送だけ提携先に依頼して、自分は販売に専念するという形が理想的です。

<4、アフィリエイトをする>

「商品はないけど人と組むのも面倒だ」というなら、「特殊スキル」も「資金」も全くゼロでもできるが「時間」のリソースを使う「アフィリエイト」があります。ウェブサイト作って、アフィリエイトASPに無料登録すれば、有名大企業の商品サービスの広告をいくらでも自分のサイトに掲載し、売れた際に広告費用を支払ってもらえます。

アフィリエイトは広告主の商品が売れたり、資料請求があったりした場合に、成果報酬で売上の何パーセントとか固定でいくらとか、報酬が支払われる仕組みです。Amazonや楽天市場、そのほか有名企業の商品のほとんどを扱うことができます。

それなのに今だに怪しいビジネスとかお小遣い稼ぎと考えられているのでチャンスです。

僕も実際にアフィリエイトは初期の頃からやっていました。15年前くらいからアフィリエイトに取り組んでいましたから。当時、アフィリエイト関連の書籍も出版しています。

アフィリエイトは大きく4種類あります。

1情報のアフィリエイト(infotopなど)

「情報」は利益率が高いので初心者でも利益が出しやすいです。ただし、怪しい商品が多いので取り扱うものを注意するのと、情報提供のサイトやブログ、メルマガなどができないといけません。分野は、美容・ダイエット・健康・金融・ビジネス・ゴルフなど、様々なジャンルがあります。

■infotop

2資料請求アフィリエイト(ASP)

資料請求や無料登録によって成果が発生する広告は、売らなくてもいいので利益が出しやすいです。資料請求で1件につき1000円、みたいな形です。分野は、転職・求人・Webサービス・クレジットカード・FXなど色々あります。
サイトやブログを持ってればアフィリエイトASPに無料で登録できます。

■A8.net

3物販のアフィリエイト(Amazon、楽天、ASPなど)

物販はアマゾンや楽天などの商品から、育毛剤・オーガニックシャンプー・健康食品・美容サプリ・脱毛・バストアップ・レーシックなど、本当に様々なものを扱えます。商品知識が必要です。体験レビューや、ランキング形式などのサイトを作ります。

■Amazonアフィリエイト

4アドセンス広告(Google広告)

アドセンス広告は広告がクリックされたら報酬が発生するので、初心者でもすぐに報酬は発生しますが、これだけで何十万円と稼ごうとすると、大量のアクセスが必要です。SEOの技術はもちろん、大量にアクセスを集めるノウハウが必要です。

ネットビジネスは他に仕入れによるECサイト、オークション、Amazonマーケットプレイスなどもありますが、資金がそれなりに必要なので、今回の条件医は合わないため紹介しません。

■アドセンス広告

■まとめ:起業はアイデアも資金もスキルもなくてもできる

資金とスキルがないのに、上記の手法でピンとこない場合は起業は諦めましょう。これと似たようなこと以外で、リソース不足を解消するのは難しいです。

「魔法のビジネス講座」のような中身のない高額講座に騙される人が絶えませんが、そんな魔法は詐欺しかありません。必ずスキルか資金が必要になるので、その資源をどういう方法で埋め合わせるか?ということに向き合う必要があります。

  • 人のプロジェクトに参加する
  • 人にプロジェクトに参加してもらう
  • スキルを借りてくる
  • 知識ノウハウを借りてくる
  • 商品を借りてくる

自分の資金・スキルがなければ、こういうこと以外にあり得ません。

覚悟が決まったら新しい世界に飛び込んで、商品を提供できる環境を手に入れましょう。あとは経営・マーケティングを学んでいけば最初のビジネスは形になります。

今日が「起業したいけどできない」と言っている最後の日にになることを願っています。

 

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