こんにちは。スギムーです。(@sugimuratakashi)
成果を出せる人と出せない人がいます。
やってることそのものが間違いであれば結果は出ませんが、間違っていなくても、成果を出せないという場合がありますよね。
その成果を出す人、出せない人の違いというのは2つしかありません。
・自分に自信を持っているかどうか?
・行動をしているかどうか?
です。
計画が間違っていなければ、行動をしていけば結果は必ず出ますよね?
しかし、結果が出ない場合は、行動ができていないわけですから、行動をするための動機や、時間といった自己管理ができないということになります。
一歩前に足を踏み出すという行動は、自分が足を踏み出せることを信じられるから出来ることです。「足を踏み出したら転ぶんじゃないか?」「自分が歩けるわけがない」と信じていれば足は前に出ません。
つまり、行動の大前提には「自信」が必要です。
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■自信を持つとはどういう意味か?
「自信」とは「自分を信じる」と書きますから「自分の能力や価値を信頼する」ということです。
ということは「自信がない」というのは自分が信じられないという、悲しい状態です。
本当に自分を信じられないのなら、本当に辛いことです。
・自分がこれができるとは思えない
・自分に価値があるのか信じられない
ということですから。
しかし、なぜ自信を持てなくなってしまったのでしょうか?
それは、自分が「失敗したから」でもなく、「できない」からでもなく「やったことがないから」でもなく「能力がないから」でもありません。
それには原因があります。
■なぜ自分に自信を持てないのか?
自信がないとは「自分が信じられない」状態なわけですが、
逆に言えば、どういう人が信じられないですか?
あなたが信じられない人は誰ですか?
政治家?
上司?
親?
自己中な人?
犯罪者?
嘘をつく人?
さて、どういう人が信じられないかと聞くと、だいたい上記のような回答かと思います。
つまり何をした人が信じられないですか?
そうです。
「約束を破る人」ですね。
言ったことを守らない人です。
そういう人を人は信じないのです。
ということは、「自分が信じられない」というのは、その『自信が持てない分野』において「自分が約束を破っている」ということです。
しかし、それはあなたのせいではありません。
■自信が持てない原因
自信がある人は、その分野において自分がした約束を守ってきた経験が多い人です。
「いつまでにこれをやる」とか「ここまで成果を出す」とか、自分が決めたことをやってきたから、「自分はこれくらいできる」という裏付けがある。
もちろん、簡単な約束を延々と繰り返していて、「その範囲」だけ異様に自信がある人もいますけどね。「日めくりカレンダーなら任せて!」みたいな。
逆に、自信がない人は、自分が信じられない。
自分が決めたことを守らなかった経験が多いので、自分を信じられない。だからいつまでたってもスタートもできない。
「失敗のたびに叱られたり、嫌な思いをしてきたことが自信がない原因だ」
という方は多いと思います。
たしかに、自信は「褒められて身につくもの」と言われています。
しかし、こういう実験があります。
子供たちを2つのグループに分けて、両方のグループに知能テストをやってもらいました。片方のグループは終了後に褒めましたが、片方のグループは褒めずに努力をたたえました。
もう一度テストをすると、後者のグループは新しい問題に取り組みましたが、前者の褒められたグループは同じ問題を選んだわけです。
「自信がない」自分が信じられないというのは、子供の頃から成果を褒められて育った結果、新たな挑戦をしなくなり、「褒められたい、失敗したくない、間違えたくない」ということで、新たな挑戦をできずに、できることが広がらず、同じ知能テストを繰り返しているという狂気の結果です。
挑戦できず、できることが少ないから、約束を守れずに自分を信じられなくなってしまったということ。
■自信が持てない潜在意識にある約束
もっというと、特定のことに自信がないのではなく、人間として、人生レベルで根本的に自信が無い人もいます。
そういう場合は、自分自身に約束していることが守れないほど巨大なんです。
子供の頃から「こうじゃ無いといけない」と親に言われ続けて、その約束が守れなくて、だから自分はダメなやつだということになり、自信が無くなるわけです。親だけじゃなく、メディアでもいいし、自己啓発本でもいいし、キラキラしている人の理想でもいいんですが、その人たちがいうことを守れない。
潜在意識に、巨大な約束をしているんですね。
そんな約束、無理でしょ?みたいな約束をしていたりする。
こうしなきゃいけない、ああしなきゃいけない。
でもそれはできないことだから、破り続けている。
守れない自分はダメ。
こんな自分、信用できない。
信じられない。
だから自信がない。
つまり、根本的に自分の価値を信頼できていないということ。
■自分に自信を持つ方法
ではどうやって自信を取り戻せばいいのでしょうか?
つまり、「信じられる自分」になるにはどうしたらいいのでしょうか?
(1)約束を捨てる
自分が自分にしている約束は守らなければいけませんが、自分が同意していない約束は捨て去っていい約束です。
誰かの都合で無理な約束をさせられて、それがうまくできないから自分には能力がないとか、価値がないとか、そんな風に思ってはもったい無い。
誰もが価値があるし、能力もあるし、自分を信じていいんです。
基本的に、自分が自分にしている約束以外は捨てていいものだと思ってください。
また、自分がしている約束も、大きすぎたり、多すぎたりしては果たせるわけがありません。あれもやってこれもやって、のようにタスクを増やしすぎていたり、自分はこうあるべき、こういう場合はこうあるべき、と言った命令を自分に持ちすぎている、ということです。そんなものは、捨てましょう。
(2)小さな約束を守る
次に、要するに約束を守ればいいのです。
よく「小さな成功体験」と言いますが、守れていない約束は大きすぎるか、多すぎるんです。
小さくして、今の自分が果たせるサイズの約束を用意します。
今日はこの本を20ページ読む、とか、いつまでに書類を完成させるとか、そういう自分ができるサイズから始めていいです。
徐々に、「今月末までに商品を一つ作る」とか「今年は2店舗目を出す」とか、自分が言うことが大きくなっていきますが、最初は小さくていいのです。
(3)証拠を残す
そして約束を守ったら、それを見えるようにしましょう。
やれたことをリストにして張り出しておくとかでもいいし、「これをやれたんだ」と言う成果を見えるようにしておきます。つまり、「証拠」を残しておくと言うことです。
証拠があれば、自分を信じられます。
稼いだときの通帳とかでもいいです。「こんなに稼いだことあるし、自分できるし」と言う根拠になります。
(4)自信を持っている指導者につく
自分を信じるには、自信のある人に自分を動かしてもらえばいいです。リーダーや、指導者につくと言うこと。彼らは自信があるので、確実にできると思っています。その自信を一時的に借りて、実力をつけていけばいいです。
もちろん依存してはいけません。リーダーが言ったのだから、と思考停止していては実力はつかないどころか、自信の根拠が他人にあるので、自分の実力でもないのに勘違いした人間になりがちです。誰かの自信を借りるのは、あくまで小さい自信を積み重ねて行くためのサポートの場です。
■自分に自信がある人は信用される
自分が自分の約束を守っていけば、自分を信頼することができます。
さて、「信じられる人」ってどう言う人ですか?
そうですね。「約束を守る人」です。
約束を守っているあなたは、あなたが自分で信じられるだけではなく、他人もあなたを信じることができるようになる、と言うことです。
自分が自分を信じられれば、
他人もあなたを信じてくれる
では、どんな人に仕事を頼みたいですか?
どんな人にならお金を払いたいですか?
「信用できる人」なんですよね。
お金の循環もまた、自信がある人のところにやってくるのです。
自分を信じると言うのは、それだけ素晴らしいことなんですよ。
どこに行ってもやっていける。
どうなっても、だいじょうぶ。
どんどんやれる。
そんな「だいじょうぶ」と言う感覚こそ、自信なわけです。
■自分に自信を持つ名言
(1)失敗してもだいじょうぶ
ーー
最大の名誉は決して倒れないことではない。
倒れるたびに起き上がることである。
孔子
ーー
強い人というのは、失敗しない人でもなく、負けない人でもないのです。
失敗しても何度でも立ち上がれる、そういう自信が自分の中にある人のことです。
自信というのは熱いものでもなく、高慢なものでもない。今までも約束を守ってきたんだからできるはずだ、という根拠です。
(2)自信があればなんでもできる
ーー
勇気はまさに人間に必要な第一の特質である。
これが備われば、他の特質も自然に備わるからだ。
ウィンストン・チャーチル
ーー
自分を信じられるくらい、自分の約束を守って達成してきた人間というのは基本的になんでもできます。なんでもやっているうちに様々な能力も身につきます。まさに第一の資質です。
勇気とは、「えいや!」と無謀な道に挑むことではなく、約束と成果を積み重ねた実績による根拠の数です。
(3)約束を大きくする
ーー
度胸が欲しければ、恐ろしくて手が出ないことに挑んでみることだ。
これを欠かさずやり続けて成功の実績を作るのだ。
これが恐怖心を克服するための最も迅速でしかも確実な方法である。
デール・カーネギー
ーー
最初に言ったように、挑戦をすることです。
小さな約束を守る、自信がつく、その約束を新しいものに変えて挑戦していく。
それを繰り返すから、何があってもだいじょうぶな自分になれるのです。
■自分に自信を持つ方法のまとめ
「自信がない」には意外な犯人がいました。
自分自身です。
自分がした約束を守ること。
その積み重ねが自分を信じらえる根拠になります。
しかし、知らないうちに「〇〇すべき」という、大きな約束(理想)を他人としてしまったため、その約束を果たせずに自分が信じられなくなっているかもしれません。
まず、あなたが「〇〇すべき」と思っていることを書き出してください。
その約束を「〇〇しなくていい」と、言ってすべて捨てましょう。
自分を信じる根拠は、他人の約束を守ったかどうかじゃない。
自分で決めたことを守ったかどうかです。
自分くらいは自分を信じてやってもいいんです。
※自信を持つには自分の才能にあったことをした方が早いですよ↓