こんにちは。スギムーです。(@sugimuratakashi)
ウェブサイトを作っただけではアクセスは見込めません。そこで、無料でアクセスを獲得し続けるSEO対策をしたいという人は多いかと思います。
SEOの情報は溢れていますが、とてもややこしく、年々、原則が変化するという性質から、勉強することも難しい分野です。とはいえ、基本さえ押さえていれば高度な知識は必要なく、検索エンジンを自分の仕事にプラスに働くようにすることができます。
僕は2003年くらいからSEOをやっていますが、SEOの情報は時代によってかなり変化をしています。古い情報を活用している場合はスパム行為になってペナルティを受けたり危険です。
今回、特に、ネットビジネスではなく、リアルビジネスをしている方、ネットから仕事を増やしたい方に向けてSEOの基本を最新の形でお伝えしていきます。
SEOとは、自分のためにやるものではなく、お客さんのためにやるものです。
■SEO対策の基本とは何か?
・SEOは「検索エンジン最適化」のこと
SEOの基礎知識ですが、SEOは「Search Engine Optimization」の頭文字をとったもので、「検索エンジン最適化」のこと。
検索エンジンは、検索をする人に対して適切な情報を発見するためのサービスなので、検索エンジンが検索されたキーワードに対して適切なサイトだと認識されたものが検索結果の上位に表示されます。
その原理に対して、最適なサイト作り、最適なサイト運営をして行くことが検索エンジン最適化というわけです。「サイトにキーワードを羅列してアクセスを増やして売上を増やしてやろう」という考え方では決して成功することのない施策です。WEBのルールに基づいて、利用者に最適な情報提供をするということが大前提になります。
例えばこのブログでも検索1位をとってるページがたくさんあります。以下のように検索上位を意図して行うようにすることが検索エンジン対策です。ちなみに、以下の上位表示しているキーワードは月間検索回数で数千回の検索回数がありますので、月間でこの1ページだけで3000アクセスくらいあります。
・なぜSEO対策が注目されるのか?
ウェブサイトへの新規アクセスを増やす方法は基本的に以下の4つしかありません。
(1)SEOによる検索エンジンからのアクセス
(2)SNSからのアクセス
(3)広告からのアクセス
(4)他サイトからのリンクによるアクセス
この他には、リアルでそのサイトやビジネスの存在を知った人による直接アクセスと、ステップメール、メルマガやLINE@など既に持っているリストからのアクセスという2つもありますが、「新規の見込み客のアクセス」という点では上記4種類になります。
特に購買に結びつくアクセスは、商品サービス・悩みの解決情報を探している検索エンジン経由か、サービスのオファーをする広告の2つが優先度が高くなります。
しかし、広告は有料ですし、広告を掲載していないとアクセスが増えません。対して、SEOは無料でアクセスを増やせる方法なので、SEOが注目されるというわけです。
・SEO対策の方法は誰にもわからない
大事なことですが、基本的に検索エンジンの利用者というのはGoogleとYahoo!がほとんどを占めています。そしてその両方とも、基本的にはほぼ同じ検索結果画面になります。ですから、検索結果のルールを決めているのはGoogleという会社な訳です。
「SEO対策のやり方」という本やサイトがたくさんありますし、それを専門にしたSEO会社もありますが、はっきり言ってSEOの確実な方法を知っている人は、Googleの一部の人間しか知らないわけで、基本的に誰にもわからないのです。
あくまで、実践した結果、「こうやったらこういう結果になった」というデータから予測として体系化された知識にすぎません。なので、今現在、自分でSEO対策をして、結果を出している人、以外に今使える知識を持っている人はいないと言えます。
僕はこうしてブログをやったり、多くのビジネスのサイト運営に携わっている経験から、日々やっていることをお伝えして行く形になります。
・SEO対策の基本は有益なコンテンツ作り
最初にも言ったように、検索エンジン(Google)は、検索サービスを提供しています。検索サービスは、インターネットを利用して、探したい情報を的確に、最適なものを素早く探せるサービスなわけです。ということは、「検索者に対して有益なサイトを用意する」ということしか、我々にはできません。
では、検索者に対して有益なサイトとはどういうものか?ということなのです。SEOのテーマは。
あなたの商品サービスが、ユーザーが探しているものでなければいけませんし、探している相手に「探されるように」しておかなければいけないのです。
図書館をイメージしてみましょう。探したい本は、カテゴリー分けされて本棚にしまってありますよね?ほんのタイトルからなんの分野の本なのかが分類されているわけです。
「スギムーの日記」という本のタイトルなら「個人の日記」という本棚におかれるでしょうし、「リアルビジネスのマーケティングスクール」というタイトルなら「ビジネス」のジャンルに置かれます。「〇〇市のカフェ」というタイトルなら地域のカテゴリーかつ、カフェのサブカテゴリーに配置されるでしょう。
「検索結果」が本棚だとすれば、サイトのタイトル、ページのタイトル、そのページの中身にどんな情報があるのか?ということで、どのキーワードで検索された際に検索結果に掲載するのか?ということが決まります。つまり、「有益なサイトを用意し、探されるようにわかりやすくすること」がSEOの原点ということです。
例えば以下のようなサイトは有益でもなく、探しにくいものになります。
<有益ではないサイトの例>
- 情報が不足していて役立たない
- どこにでもある内容
- 誰のための情報かわからない
- ページ数が少なすぎる
- 文字数が少なすぎる
- 個人の日記など求めている人がいない情報
- 特定商取引法などがなく信用できない
- 全く更新されていない
- 見にくい
<探せないサイトの例>
- 探している人がいない
- タイトルなどが英語になっている
- タイトルに地名や業種名が書かれていない
- 1サイト1テーマになっていない
- 1ページ1テーマで書かれていない
- 探しているキーワードがタイトルやサイト内にない
- 画像ばかりあってテキストがない
- 正しいHTML言語で作られていない
ビジネスサイトの話なので、ビジネスがしっかりしたものであれば、誰がターゲットで、誰に役立つのかは明白ですし、それがわかっていれば、まともなWEB制作会社に依頼すれば、上記の問題はクリアされるはずですが、自分で作成したり、ビジネスが機能していない場合は上記の問題にぶち当たることが多いでしょう。
・間違ったSEO対策
間違ったSEO対策というのはたくさんあります。例えば、
「御社のサイトの検索結果を上位表示するのに、多くのサイトから御社のサイトにリンクをします。そうすると、被リンクが増えて検索結果の上位にきます」
というのは、一昔前のSEO業者のセールストークです。
考えてもみて欲しいのですが、本棚のあらゆる場所に、背表紙だけを変えた本が差し込まれていたら迷惑ですよね?または、中身のない誰も読まないような価値のない自費出版の1万冊の本(SEO業者が作ったり提携している適当なサイト)に、あなたの情報が引用されて、あなたの本に誘導していても、不自然極まりないですよね?
そうした不自然な行為は、本を読む利用者に迷惑ですよね?迷惑行為は図書館であるGoogleは許しません。一時的に図書館側を騙せても、いずれバレて、ペナルティになるのです。追放だったり、順位の降下だったりします。
また、不自然な文章でキーワードを羅列したり、半角スペースで区切ってキーワードを多く入れようとしたり、不自然な箇所に重要タグとされるものを使ったり、何回もキーワードを不自然に文章内で使ったり、他のサイトから文章を引用の範囲には収まらないほどコピペしてきたり、といった、自分勝手な行為は迷惑行為なのです。
ですから、ビジネスマインドと同じく、他人に役に立つサイトを、他者が探しやすいように作る。これしか正攻法はありません。