あなたは必ずブラック会社を作る。ブラック企業を作る起業家の10の行動パターンとは?

こんにちは。スギムーです。(@sugimuratakashi

久しぶりの更新なので、強烈な話をしていこうと思います。

実は、社会を悪くさせているのは一人ブラック会社の個人事業主や中小企業のブラック企業で、そういうビジネスを作り出す「経営を勉強しない起業家・経営者」が原因なんですよ。という一つの仮説をもとに、今回は、そんな起業家が個人ビジネスをスタートして、ブラック会社を作るまでの10段階の行動をお話ししていきます。

「ブラック会社なんて特殊なごく一部の悪徳企業のことでしょ?自分には関係ない」と考えている人は多いと思いますが、以下に当てはまれば、十分、ブラックですよ。

・給与が安い
・有給が取れない
・評価システムがない
・マニュアルがない

これにかなり多くの小規模事業者、中小企業が当てはまると思いますので、日本にある中小企業のほとんどがブラックだと言ってるんです。

そんなブラック会社を起業して作りたい人なんていないと思いますが、このままいけば、必ず100%、ブラック会社を作ることになるので、未来の自分や家族のために、最後までこの記事を読んでくださいね。

 

まず、ブラック会社の社会的影響を考えてみてほしいと思います。
社会の構造を考えた時に、すべての問題っておおよそが経済問題に帰結すると思うんですね。

例えば、少子化問題というのは、結婚している人の中で起きているわけではありません。結婚している女性の8割は子供がいて、それは30年前と変わっていない。しかし、そもそも婚姻する人が減っている。なので、少子化問題ではなく、「結婚して親になる人が減少している」ということが問題なわけです。

で、結婚も晩婚化していますから、中年になって結婚しても子供はできないので、20代の婚姻が増えないと、子供は増えないということ。つまり、少子化の本質は、「20代の婚姻」が問題

では、なぜ20代が結婚しないのか?と言えば、まず経済的な問題が挙げられます。そこがクリアされなきゃ結婚は選択肢にすらあがりません。

それではなぜ経済的な問題が起きるのか?なぜキャリアを築きたい女性じゃなくても共働きが強制されるのか?

それは簡単な話。給与が減っているからです。

もちろん、物価の違いや税金の違いが時代によってあるので、絶対値として給与が減っているというわけではありませんよ。相対的に男女どちらかの収入だけで結婚して子育てをしていくということが難しい世の中になっているということ。(よく、絶対値だけ見て「収入増えてるじゃないか!」という輩がいるので言っときますが。)

では、それは、なぜ?

それは会社が儲かっていないから。

「賃上げ」と政府はずっと言ってますが、それは労働組合に加盟している企業で働く、上場企業のたった16%の人たちを指して言っているだけです。みんな騙されますよ。

ほとんどの人は賃上げなんかされてませんよね?

日本の99.7%は中小企業です。
そのうち85%は小規模事業者。

全体の労働者の7割が中小企業に勤めています。


中小企業は、給与も上げられず、ボーナスも出ず、残業代も支払われるかどうか、常に人手不足で、安売りを続け、利益が出ないから、下請けの構造から抜け出せない。

そんな中小企業が賃上げしたら、かなりの会社は潰れるでしょう。


そんなこともあってバブル崩壊後は「中小企業はブラックである」という常識が出来上がりました。

国民が抱えている問題の多くは、最終的にはお金に行き着くものが多く、そこを掘り下げるとほとんどが中小企業の経営の問題に行き着くと言うことです。

乱暴な言い方をすればそうしたブラックな中小企業が、社会の問題の多くを作り出していると言えるのではないでしょうか。


もちろんすべての中小企業がブラックなわけではありません。適切な労働条件で、決まった仕事を良い環境で行い、適切な賃金と、休暇が与えられ、毎年、多額の税金を地域に収める、素晴らしい中小企業だってたくさんあります。

そういう企業は単純に規模を大きくしないだけであって、利益はとてつもなく出ていたりするわけです。その利益を使って、投資をして、大企業になっていくだけの資質があるということ。しかし、あえて規模を大きくしないだけ。市場規模が小さい場合もあるでしょう。

しかし、そのような素晴らしい「強小の中小企業」だけではなく、大半が「弱小の中小企業」で、ブラック化している。


その原因は、「経営を勉強しない起業家・経営者」そのものだということ。


もしあなたが経営理論すら勉強していない起業家ならば、今後、一時的に成功したとしても、必ずブラック会社を作ります。多くの人に迷惑をかけます。よほど頭のいい人であっても、時流はおろか、原理原則すら知らずに経営をしていれば、どこかで足元をすくわれます。

はっきり言って、社会悪は、そういう自分勝手なビジネスをする「弱小のビジネス」をやっているトップだということです。


雇用せずに一人でビジネスをしていうようが同じです。

一人でも、経営状況が良くないので、困ったら国の助成金や補助を頼りにしたり、保険や税金を滞納したり、税金を免除してもらったり、色々しているわけです。他の会社が払った税金でやりくりしているということです。

これが社会悪と言わずになんと言えましょうか。

それでいて、彼らは経営やマーケティングの勉強すらしないのです。


勉強していようと、明日どうなるかわからない世界です。
リスクヘッジとして勉強するのは当然のことでしょう。


そんなこともあって、日本政府は力のない中小企業を削減しようという政策を今まで数多くやっています。中小企業の支援が国家予算を食いつぶしてますからね。「中小企業不要論」を唱えるデービッド・アトキンソン氏が菅内閣に入り込んだあたりから、本格的に実行されている感じがします。

以前は「中小企業を潰すなんてけしからん!」という論調でしたが、徐々に「それもそうか」という雰囲気になってきていると思います。

なので、経営を勉強しない起業家・経営者は、徐々に悪者扱いされていくことでしょう。
それ自体がハラスメントだという感じで。


まぁそれは良い傾向だと思います。

みんなしっかり勉強してちゃんとした強い会社を作る!みんな儲かって、社員も仕事が少なく、給与も休みも多く、楽に仕事をして、AIで効率化して、パワハラもなくなる。素晴らしい社会になります。

そのためには政府は社長を資格制にしてもらいたいと私は以前から考えていますけどね。一定のビジネスの勉強を数年間で習得して、試験を合格しないとビジネスを作れないようにした方がいいです。そして定期的な学習や経営調査を義務付けることです。

そうすれば、不幸な人がめちゃくちゃ減ると思いますよ。

そう考えると、やっぱり勉強しないトップが社会をダメにしているということに納得がいくと思います。不況のせいでも、社員のせいでもありません。社長のせいです。


では、今回は、勉強しない起業家がいかにしてブラック企業を作り上げていくか?
その流れを10段階でお教えしましょう。

あなたが経営を勉強していないなら、必ずこの道を通ります。

そして、社会悪の会社を作るのです。

しかし、そんなズタボロの内情を隠して、SNSではカッコつけて、キラキラさせて、嘘をつくのです。本当にタチが悪い。


その恐怖からでもビジネスを勉強する人が増えれば良いなということで、ビジネスを学ばない人の末路をお話ししていきます。

そして「ブラック会社」と、「強くて小さい中小企業」の決定的な違いもお話ししていきます。


では、行ってみましょう!

 

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