「さて、帰るか」
スギムーはマッハで車のキーを差し込み、エンジンをかけた。
余談ではあるが、彼の行動は常にマッハ。
超人的なそのスピードはもはや肉眼では捉え切れない。
その時であった。
スギムーEYEはまさかの光景を捉えるのであった。
ジャック(車)が、ウンともスンとも、
バシュっとも、アベシッとも、イヤーンとも言わない。
そう。
まさかのノーエンジンである。
たしかに、外出時には、
おやつ代500円と筆記用具とエンジンだけは持って来たはずなのに、
車が動かないのである。
ちなみに余談ではあるが、
スギムーは車の運転を5歳児でハワイでオヤジに教わっている。
「あーれれー?」
スギムーブレーンは、すぐさまその異様な状況を把握し、
「車が動かない」という、数奇な事実を一瞬で認知した。
まさに神業。 そして彼は動いた。
そう時代もその時、動いたのであった。
GSに緊急要請を出したのである。
(訳:ガソリンスタンドに「なんで動かないのー?」って聞きに行ってみたよ。)
GSの隊員はこう言った。
すぐさま、スギムーはこちらの認知度を伝える。
GSも緊急体制を覚悟したようだ。
GSによる緊急対策が練られている際、スギムーはGSの女子隊員のリサーチを欠かさない。
どうやら女子はアルバイト。
彼女はこのように愛の告白をして来たのであった。
あとは、気になる女性が300人くらい。社会情勢で言うと・・・」
スギムーの話題は事欠かない。
3分は知らない女子との場を持たせる能力が備わっているミラクルブレーンの持ち主である。
そして対策を終えた隊員にスギムーは一言。
「グッジョブ!」
そう言い放ち、また未来へと旅立つのであった。
マッハで。