こんにちは。スギムーです。(@sugimuratakashi)
起業すると法人にしろ個人事業主にしろ経理が面倒なんですよね。
だから、記帳代行サービスが流行っていますが、それもレシートを整理して送ること自体が面倒という人さえいます。
でも今はクラウド会計ソフトという選択肢があるので、半自動で経理ができてしまうんですよ。
もうまさに第四次産業革命。AIです。作業代行が主流の会計士さん仕事なくなりますよホント。
使っている人も多くなったと思いますが、僕も使い始めて1年以上が経過して、クライアントさんにも勧めているので、この辺でfreeeをオススメしておきます。
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■クラウド会計ソフト「フリー」とは?
会計ソフトというのはパソコンにインストールして使うものでしたが、クラウド会計というのはウェブ上のサービスです。ネットさえあればどのパソコンからもログインして使える経理ソフトということになります。
クラウド会計には様々なメリットがあるのですが、以下の動画を見たほうが早いですね。
メリットとしては
- オンラインバンクなどと自動で連携して自動で記帳してくれる
- 人工知能が入力履歴から自動仕訳
- 法律が変わってもサービス上で改善されているのでアップデートの必要がない
- パソコンが壊れてもクラウド上にデータがある
- 記帳代行などより比較にならないくらい料金が安い
といったことがあげられます。
デメリットは、最初の設定や、画面の操作に慣れない人は最初は大変だというくらいだと思います。ただ、一般的な会計ソフトよりは自分でやることが少ないので簡単だと思います。
■クラウド会計ソフトの料金
料金はソフトを買い替え続けるよりも安く、仕訳の数に応じて価格が上がっていく記帳代行よりもはるかに安いですね。
・freee
個人向け:月間 980〜3.980円
法人向け:月間 1,980円/3,980円
・MFクラウド
個人向け:月間 800円/2,900円
法人向け:月間 1980円/2,980円/3,900円
ほかの手段と比較すると
・記帳代行
月間 目安3,000円〜3万円(項目が300件として)
・会計ソフト
弥生会計 42,120円
やよいの青色申告 12,960円
個人なら約1000円でクラウド会計ができちゃうので安いです。
ちなみに無料ソフトで経理をするのはアウトですね。法改正とかいろんなことに対応しないので論外です。
■クラウド会計ソフトを1年間使ってみてわかったこと
実際に使っているのは「Freee(フリー)」というサービスなんですが、もう人工知能の時代だとしか言えません(笑)やることがほとんどないです。
(1)最初の設定だけで経理が自動化する
基本的にオンラインバンクを使っている前提ですが、その銀行のアカウントのログインIDなどを入力して、連携をする設定を最初に行っていきます。Paypalなども連携できますし、クレジットカードや、様々なサービスと連携できます。
連携の設定をすると自動で過去データを取り込みまくりますから会計期間を気にせず始められるはず。さらに、一度設定すればあとは自動的に銀行データを取り込みます。楽々です。
(2)AIが一度やった設定を覚えていく
取り込んだデータをfreeeのスマホアプリなどで仕訳をします。これは売上高、これは交際費、みたいに。しかし、これも一度やってしまえばAIが記憶してくれるらしく、以降は似たような項目は最初から予想して仕訳内容を入力してくれます。
(3)キャッシュフローが一目瞭然
そんな仕組みを一度作ってしまえば、毎月のキャッシュフローがグラフになって出てくるので入出金がリアルタイムに分かります。あと、請求書とかも発行できますし、それも雛形を保存しておいてくれるので楽です。
(4)確定申告書・青色申告書は一発で作成
そんなこんなで決算するのも楽です。ほぼボタン一発です。
確定申告については控除証明やら色々と用意しておけば、ちょっと入力したらボタン一発でPDFが出力されたものを印刷して税務署に持参するか、e-taxでオンラインでそのまま提出して完了です。
■Macの会計ソフトは良いものが少ない
なんで早々にクラウド会計にしたかといえば、Macを使っていますが、Macって会計ソフトが良いのがないのです。いろいろ使いましたが全然良いのがなくて、Windowsに弥生会計を入れて使っていた時期もありました。
だからMacユーザーには特にオススメしたいのがクラウド会計ソフト。
オフラインのソフトは毎年買い換えないと法律が変わるので大変なのです。悪いこと言わないので、クラウド会計をお勧めしたい。
■個人事業主・フリーランスなら迷わずクラウド会計を導入したほうがいい
っていうか、フリーしか使っていないので、ほかのサービスは分からないです(笑)
ただ、以下の人にはお勧め。
- 個人事業主で時間がない
- 小規模な法人
- Macユーザー
よく「時間を買う」という考え方がありますが、要するに自分がすべきではない作業は外注に依頼したりするっていうことですね。経理なんかをその代表格であげていたりします。
で、経理は無駄な作業か?っていうと絶対に違います。
経営上に必要であるCF(キャッシュフロー)という入出金のサイクルを把握していない社長は会社を潰します。
だから無駄じゃないです。
とはいえ、作業を自分ですべきかというと別です。それは自分でやる必要がない。でも把握しておかないといけない。
そういう意味では小規模事業者ほど、クラウド会計を導入すべきですよね。経費を使う業種なのに、会計士さんに丸投げしてる人ほど経営がガタガタですから。
数字も楽に把握できて、時間も節約できる。これは起業の強い見方です。